たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

fmlの設定 覚え書きその2

2008-07-11 01:04:27 | サーバー管理
メーリングリスト管理ソフト、fmlの設定を変えるには、リモートログインした端末の上でコマンドmakefmlを動かすことで行う。
ポイントは、fmlにおいての管理者の権限が必要であること。
サーバーマシンの管理者ではなく、fmlの管理者。
マシンのrootで操作をしようとすると、英文で「rootでMLを作ってはならぬ」との警告が出てくる。
まず、fmlの管理者へスイッチし、makefmlコマンドを使う。

$ su fmlroot
$ /usr/local/fml/makefml コマンド ML名

makefmlコマンドを使わないで設定ファイルを直接書き換える方法も可。しかし、その後でmakefmlを使うと、直接書いた設定ファイルの内容を上書きするらしいので注意。

MLを新たに作る場合

$ /usr/local/fml/makefml newml 新しいML

そしてさらに、新しいMLの出現をメールサーバソフトにお知らせしないといけない。
まずマシンの管理者へスイッチしてから、以下のコマンドを動かす。

$ su
$ cat /var/spool/ml/新しいML/aliases >> /etc/aliases
(##追記##)
##このあと、下記のコマンドを必ず用いること。##
$ sudo newaliases
##または、
$ sudo /usr/sbin/postalias hash:/etc/aliases
##こうしないと、/etc/aliasesがpostfix内部のデータベースに反映されず、/var/log/maillogにエラーメッセージが出力され続けることになる。##

上記は、メールサーバソフト(この例はpostfix)の設定ファイルに対し、新しいMLの設定を追加してやるという作業。
なお、このコマンドはsudoでは動かせなかった。
(##追記##)
##sudoで動かない場合は、/usr/sbin/や/usr/local/sbin、/etc/など、いろいろな実行パスを試してみること。試してみなくても、whichコマンドで出てくるはずなのだが・・・##


fmlは、メールを用いて管理をすることもできる。
しかしこの機能は初期設定では使えるようになっておらず、makefml configコマンドを用いてMLごとに設定する必要がある。
やりかたは以下。

$ su fmlroot
$ /usr/local/makefml config 新しいML

以上で設定画面に入ることができる。
そして、"4 REMOTE ADMINISTRATION"を選ぶ(数字を入力)することで設定できる。
最初の画面で"4"を、次の画面で"1 REMOTE ADMINISTRATION"を選び、
"Do you maintain in remoto?(y/n)"と聞いてくるのに対し"y"を選ぶ。
このうえで設定画面を終了する(ENDを選択)。

上記で、メールでの管理ができるようになったので、次は管理する人のメールアドレスとパスワードを設定してやる必要がある。
まずメールアドレスを設定。

$ /usr/local/makefml addadmin 新しいML 管理者のアドレス

そして、パスワードを設定。

$ /usr/local/makefml passwd 新しいML 管理者のアドレス
パスワードを聞かれるので、2回続けて入力する。

以上で完了。
参考はこちら










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