たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

WineでIEを

2008-07-26 10:41:26 | Vine4.x
Vine4.2でもWineが用意されている。バージョンは既にrcではなく正式版の1.0だ。
以前、Wine0.9.xをソースコードからコンパイル、インストールしたものを試したが、InternetExprolerはうまく動かなかった。
ところが最近、mixiの記事で、ies4linuxを用いればIE5や6のインストールが可能との話を見る。
早速試してみた。
ies4linuxとは、IE5や5.5、6をWineにインストールするためのプログラム。サイトはこちら。
http://www.tatanka.com.br/ies4linux/page/Main_Page
下記のページにインストール方法のガイドがある。
http://www.tatanka.com.br/ies4linux/page/Installation
このとおりにwgetを用いてダウンロードし、tar.gzファイルを解凍する。解凍してできたディレクトリies4linux-2.99.0.1(今はこれが最新版)へ移動して、ies4linuxを起動させる。
$ cd ies4linux-2.99.0.1
$ ./ies4linux
すると、Microsoftのサイトからdcom98などのライブラリとともにInternetExprolerを自動でダウンロードし、インストールしてくれる。
途中で、IEのどのバージョンを入れるか聞かれるので、適当に選ぶこと。

IEのインストールが終了すると、Vine4.2のGNOMEデスクトップに、"e"がひっくりかえってワイングラスに浸かっているアイコンが出現する。
このアイコンをダブルクリックすると、IEが起動する。
同時に、wineserverも起動する。

IE6.0をインストールして試してみた。
日本語入力もきちんとでき、gooブログへの書き込みもできる。ただ、文字入力するたびに画面がちらつき、見ていられない・・・
動作はやや難があるか?
ブラウジングなら十分に使えそうだ。

IEを終了させても、wineserverは起動しっぱなしで、CPU使用率が100%近くになっていた。
IEを動かせているときは、CPU使用率は40~70%だったのに、なぜだろう・・・
端末からkillコマンドを使って、wineserverを強制終了させる。
$ top
これでwineserverのプロセスID(PID)を探す。
$ kill -9 "wineserverのPID"
普通にkill "PID" とやったのでは、終了できない。オプション"-9"を使うと、killシグナルがブロックされずに有効になるようだ。