たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
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仮想マシンのOSにVMware-toolsをインストール

2008-10-16 23:53:46 | Weblog
前の記事に少し書いたが、VMware-toolsを仮想マシン上のVine4.2(ゲストOSという)へインストールする。
このツールのメリットは、仮想マシンとVMware server consoleとの間を、マウスポインタがスムーズに移動できること。仮想マシンの画面解像度を設定できること。vmxnetという仮想ネットワークドライバが導入され、ネットワークの接続速度が速くなる、ということだ。


これをインストールしない場合、マウスポインタを仮想マシンとVMware server consoleとの間を移動させるには、Ctrl+Altを押しながらマウスを左クリックする必要がある。
また、このツールは、仮想マシンのOSがランレベル5の場合でないと動かないようだ(vmxnetは別?)。

インストールの方法は下記。
仮想マシンのコンソールである、VMware server consoleのメニュー「VM」から、「Install VMware Tools」を選択する。
すると、仮想マシンのOSに仮想のCD-ROMがマウントされる。その中にRPMパッケージとしてVMware-toolsが入っているのだ。これを仮想マシンのOSにインストールする。
なお、このインストール作業時には、仮想マシンのOSをランレベル3にしておかないといけないらしい。
参考は、「複眼中心」。

ランレベル3に移行してから、
$ su -
# vmware-config-tools.pl
これで、vmhgfs、vmxnetの2つがコンパイルの末にインストールされる。
その次に、画面解像度の設定に入るのだ。解像度は800×600に設定した。

さらに、vmxnetの設定に入るが、このままランレベル3でもよいし、ランレベル5でGUI画面になってもOK。
ランレベル5なら、端末から、
# service network stop
# rmmod pcnet32
# rmmod vmxnet
# depmod -a
# modprobe vmxnet
# service network start
以上の一連のコマンドを操作する。最後にネットワークを再起動させているが、これでvmxnetが組み込まれて動き出す。
これで、VMware-toolsの設定は完了。

便利なのは、マウスポインタの移動がシームレスにできることだ。。
ただし、その恩恵はランレベル5でゲストOSを動かしている場合で、ゲストOSをランレベル3にしたら、それはできなくなる。Ctrl+Altキーを押しながらマウスをクリックするのだ。


なお、ホストOS(VMWare-serverをインストールしたOS)のkernelがアップデートされた時、VMware server consoleが起動しなくなってしまう。
kernelのアップデートごとに、設定スクリプト vmware-config.plを動かす必要があるのだ。
ただし、以前の設定を引き継ぐことができる(古い設定を破棄して新たに設定しなおすことも可能)。





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