たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

Movable Type Open Source 4.22をインストール

2008-11-03 19:26:35 | Vine4.x
VMware server 1.0.7の仮想マシンにインストールしたVine4.2に、オープンソース化されたMovable Type Open Source 4.22(MTOS4.22)をインストールした。
インストール作業自体は、MTOS4.22のZIPファイルを、目的のディレクトリで展開し、その中の設定ファイルを編集するだけという簡単なものだが、webサーバーの設定をいろいろと考えて編集するのにてこずった。
サーバーの設定をよく理解して設定することが重要。

まず、webサーバーapache2によって公開されるディレクトリを決める。
初期設定値は/var/www/htmlディレクトリだが、一般ユーザーのディレクトリを公開することも可能だ。
また、公開するディレクトリはMTOSをインストールするディレクトリでもあるのだが、このディレクトリで、CGIを実行できるように設定しておく。
MTOSはperl言語によるCGIスクリプトでできているので、CGIが動くようにしておかなくてはいけない。

また、記事などの内容はデータベース(DB)に保存されるので、使用するDBを別途インストールし、それを正しく設定しておくこと。
今回は、MySQLを選んだ。(SQLiteというDBを選ぶと、設定作業自体は不要らしい。)

また、MySQLとMTOSとを接続するためのプログラムを入手する。
これはperl言語で作られたモジュールで、こういった有用なモジュール群を収録した、CPANというweb上の公開データベースから入手できる。
入手方法はいたって簡単で、以下のコマンドを入力する。
$ sudo perl -MCPAN -e shell
password:
すると、以下のプロンプトが現れるので、ここにコマンドを入力する。
cpan>
cpan> install DBI
cpan> install DBD::mysql
など。
終了は以下。
cpan>quit

以上の準備を行った後で、MTOSのZIPファイルを展開するためのディレクトリを作成。
「アプリケーションディレクトリ」/home/hoge/public_html/cgi-bin/mt
「スタティックディレクトリ」  /home/hoge/public_html/cgi-bin/mt/mt-static
「ブログディレクトリ」 /home/hoge/public_html/blog
#ブログディレクトリの所有者・グループは、それぞれapache,apacheとした。
ブログディレクトリは、MTOSが生成した記事が書き込まれ、webへ公開されるようになる。
apache2が読み書きできないといけないため、このディレクトリの所有者を、apache2と同じにした。
上記のディレクトリへ、展開したファイル群をそれぞれに分けてコピーする。

以上の作業を終えてから、Vine4.2のブラウザから(つまりローカルから)、インストール作業をするためのwebページへアクセスする。
http://localhost/~hoge/cgi-bin/mt/mt-upgade.cgi
すると、「アカウントの作成」画面が出る。
ユーザー名やメールアドレス、使用言語、パスワードを入力。
ここの入力を終えると「最初のブログを作成」画面に移るので、ブログのURLと公開パス(サーバーマシン上のファイルの位置)を正しく入力すること。
ブログ名: My First Blog(初期設定値)
ブログURL:/http://huga.mydns.jp/~hoge/blog(無料のダイナミックDNSサービスmydnsを利用している)
公開パス: /home/hoge/public_html/blog

以上で「完了しました」とのメッセージが出ると、インストールは完了。

VMware server のホストOSであるUbuntuのブラウザから、ホスト名の代わりにIPアドレスを入力すると、無事にブログが表示された。
ホストOSの/etc/hostsファイルに、ゲストOSであるVine4.2のIPアドレスとホスト名(hoge.mydns.jp)を一致させるように記入してやると、ホスト名を使ったURLでブログを表示することができた。
(参考)
ホストOSの/etc/hosts
127.0.0.1 localhost
192.168.0.2 hoge.mydns.jp








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