霞ヶ関維新――官僚が変わる・日本が変わる新しい霞ヶ関を創る若手の会英治出版このアイテムの詳細を見る |
様々な原因によって疲弊した組織が、改革し新たに生まれ変わることは、とても難しいことです。
「改革の行方を最終的に決めるのは、組織に属する人々である」という考えに立てば、霞ヶ関の若手官僚自身が改革を進める動きは、良いことと思います。
個人的にも、せっかくの優秀な人材が、霞ヶ関で活用されていないという印象があります。もっと建設的で国民の役に立つ価値のある仕事を与えれば、どれだけ貢献してくれるだろうかと思います。
今後の方向性としては、霞ヶ関の仕事も規模も予算も縮小し、それらが地方へ移行していくのだと思います。そうなると、改革の担い手となる霞ヶ関の若手官僚の役割も終わり、その多くが地方や民間へ移籍するというのが自然でしょうか。
いずれにせよ、ある時点を過ぎれば
・「既存の霞ヶ関に固執すること」で得られる利益と
・「霞ヶ関を自らの手で改革すること」の利益が
逆転することになります。その前に何とかしたいと言うのが、若手官僚の本音なのかなと思いました