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前作の『マジック』から1年ほどでリリースされたスプリングスティーンの新作。
「ボス史上、もっともポップなアルバム」と宣伝されているが、
それほどポップでもないような。。。
全体として、最近のブルースらしい曲が並んだという印象。
優しさ溢れるポップなラブソングは、
「アイ・ウォナ・マリー・ユー」の
大人(おやじ)バージョンとも言えそう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
ブルースの曲は、
もともとゴリゴリのロックと言うわけでもない。
特に初期の頃はピアノで作曲することが多かったようで、
ピアノ弾き語りのバラードに肉付けしたような作品も多い。
面白かったのが、
「グッド・アイ」にあるようなブルース系の曲。
ブルースがブルースってダジャレみたいだけど、
ここまで泥臭いブルースをアルバムに入れるのは珍しい。
付録のDVDにある「ア・ナイト・ウィズ・ザ・ジャージー・デヴィル」では、
もっと遊び心あふれるブルースを聴けるぞ。
個人的な一番のお気に入りは、
9曲目の「ライフ・イットセルフ」かな。
派手な印象は無いのだけど、
全体の構成や言い回しが実にブルースらしいロック曲で、
昔からのファンなら喜ばずにいられない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
ところで、歌詞を読んでいて思い出したのが、
「誠実」という言葉。
作者の大好きな
というか生きていく上でのテーマとも考えているのが
実はこの「誠実」なのだ。
「誠実」なんてストレートな言葉は、
恥ずかしくて照れくさいもんだから
日常で使うことは無い。
けれども、
「自分の言動が相手に対して誠実であるかどうか」は
作者の判断基準として、かなり若い頃から確立している。
まあ現実は厳しく、意志の弱い作者にとって
「誠実であること」は
とってもとっても難しい。
「今まで出会った女性に対して誠実であったか?」と問われれば、
迷わず
「うえーん、ごめんなさーい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_acha.gif)
この辺りの悩みは、ブルースの曲でもよく出てくるので、
やっぱりみんな苦労しているんだなー
と若い頃はよく思ったものだ。
なんか、話が変な方向へ行ってしまったが
今回も聴けば聴くほど味が出そうなので、
大事にじっくりと聴き込んでいくとしよう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en1.gif)