Manaboo 電子政府・電子申請コラム 

電子政府コンサルタントの牟田学が、電子政府・電子申請、その他もろもろ、気まぐれにコメントしてます。

米国郵政公社の赤字体質から学ぶ

2010年03月07日 | きまぐれ
ABCニュースで、米国郵政公社(United States Postal Service)について報道されていました。

その概要は、
・2006年の取扱い郵便数は2130億、2009年は1770億まで減少
・2010年は70億ドルの赤字見込み
・今後10年間で累積赤字は2400億ドルに

先日発表された改善策は
・土曜配達廃止で年間40億ドル節約
・郵便局の閉鎖で10億ドル節約
・職員の健康保険見直しで50億ドル節約
・郵便料金の値上げで150億ドル増収

ただし、実現には議会の承認が必要で、道のりは厳しいと。

関連>>The United States Postal Service (U.S. Postal Service)2009 Annual Report - The Challenge to Deliverアメリカ合衆国郵便公社:ウィキペディア


年間の赤字額7千億円は、すごいですね。

日本の郵政問題が、かわいく見えちゃいます。

けれども、日本政府の郵政改革が、コスト意識の無いままにサービス追加・充実をしていくと、米国の現状も他人事ではなくなります。。。

うーん、困ったものだわ

関連ブログ>>郵政改革の基本方針(平成21年10月20日 閣議決定)、国民負担に見合ったサービスを

郵便局を訪ねて1万局―東へ西へ「郵ちゃん」が行く (光文社新書)
佐滝 剛弘
光文社

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