黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

明日香村を歩く

2009-05-06 08:50:39 | 聖徳太子巡礼
明日香村に観光に来た人のほとんどは飛鳥駅前などのレンタルサイクルで
自転車を借りて明日香村巡りをするのが一般的みたいです。
みんな、颯爽とペダルをこいで遺跡・寺院巡りをしていましたよ。

そんな中、僕は歩き。少々曇天だけど気温は20度を超えて暑い。
橘寺を出て次は飛鳥寺を目指します。飛鳥寺は蘇我馬子による創建で蘇我氏の氏寺です。
創建当時は「法興寺」という寺名でした。平城京遷都とともに法興寺は平城京へと移り
元興寺という寺名で法灯を現在まで伝えています。

飛鳥大仏と称する日本最古の丈六金銅釈迦如来像が本尊です。この釈迦如来は平城京
に移らずにこの飛鳥の地に残りました。


残念ながら飛鳥寺はここまで。受付に列ができるぐらい人の数が多くて、狭い堂内が
人でごったかえしている状況が容易に想像できましたので、今回はパスしました。

そして飛鳥寺を後にして、田園地帯を飛鳥駅に向かって歩きます。
途中には「伝板蓋宮跡」がありました。飛鳥の地は推古天皇以来持統天皇まで
約100年間、宮都が置かれて宮殿も数ヶ所造営されましたが、その遺跡はどれも
確認されていません。そのうちこの「伝板蓋宮跡」はこの地に板蓋宮があったであろうと
する伝承を元に発掘調査が行われて写真のような遺構が発見されました。
しかしこの遺跡は板蓋宮ではなくて、より新しい宮殿遺跡だと推測されるので
「伝板蓋宮跡」とされています。

伝板蓋宮遺跡。向うにあるのは甘樫丘。




このあと近鉄飛鳥駅に入り、次の目的地である壺阪山へと向かいます。
飛鳥駅の名所案内板。多いっ!




黒駒思いのままの記」←こちらも見てやってください。

にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ ←ポチッとお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする