黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

京都 清水寺 ご本尊ご開帳参詣

2009-05-10 11:35:21 | 西国三十三所巡礼
昨日は京都の西国第十六番清水寺へ参詣しました。
昨年秋にもご本尊開帳に合わせていきましたが、もう一度ということで。

今回は3月から5月末までの開帳期間ですが、同時に開山堂(田村堂)の
坂上田村麻呂尊像も100年に1回の開帳ということで。
100年に1回? もう次は絶対に見れないですね。どう頑張っても。
っていうか、今生きている人間は赤ちゃんを含めて誰もムリですね。

坂上田村麻呂は平安初期に蝦夷平定に赴いた征夷大将軍として有名ですが、
清水寺の創建にも尽力した人物として、特に尊崇を受けています。
開山堂には束帯姿の坂上田村麻呂が夫人とともにお祀りしてありました。
脇に坂上田村麻呂の子孫を称する田村家からの献酒が置かれていましたよ。
開山堂は江戸初期の建築で重要文化財。次の開帳は2109年?


清水寺本堂舞台から見える「子安の塔」は修復中なんでしょうか?絵になっていましたけど。




さて、清水の観音様。開帳中はお盆の時期以外は入れない内々陣に入っての拝観です。
お前立ちはご本尊と背中あわせの状態で堂内後ろで間近で拝観できるのも、この開帳中の特典です。

お前立ちには金色が残りますが、ご本尊は黒色。パンフレットによると素地仕上げと
いうことなんで、金箔や彩色は元からなかったんでしょうか?
表情は男性的で目ははるか遠くを見つめられているような感じです。「清水型千手観音」
と言われる手を頭上に高く掲げて化仏を頂く像形ですが、高く掲げた手は下から
のぞきこんで見ないと厨子がかぶって正面から見ただけでは見えません。
だから知ってる人はみんな下からのぞきこみます。同じく秘仏である脇侍の毘沙門天と
地蔵菩薩も開扉されていますし、二十八部衆・雷神風神も普段より間近で拝観できるので
見どころ満載ですね。開帳は5月末まで。次回開帳は24年後になります。

清水寺はけっこうな山の上にあります。五条坂から歩いてのぼってくると
けっこうきついです。仁王門にたどり着く頃には息も切れてしまいますね。


さて、この後はしばらく京都市内にいて昼過ぎに大阪へ。
続きは→「黒駒思いのままの記」で。

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