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★セブ島の旅・其の6★ターシャ(メガネザル)

2012年12月20日 | ★旅行★外国
メガネザル(眼鏡猿、英語名:Tarsier)は、サル目(霊長類)- 直鼻猿亜目- メガネザル科に分類される哺乳類の総称。全種がメガネザル属に属す。

インドネシア、ボルネオ島、フィリピン諸島など、東南アジアの島嶼部に生息する。メガネザルという名称の由来となった大きな眼に大きな耳が特徴である。

形態

体重100グラム程度の小型の霊長類である。体の割に大きな眼を持つ。眼球1つの重さは3グラムと、脳の重さとほぼ同じである。この眼は夜行性に適したもので、暗い所でもよく見ることができるが、逆に昼間はまぶしくて、あまり見えないらしい。

この眼球は眼窩の中でほとんど動かすことができないが、代わりに頸(くび)を自在に動かすことができ、頸を180度回転させて真後ろを見ることもできる。

これほどまでに大きな眼を持つのは、彼らがたいていの夜行性の哺乳類に存在するタペータム(網膜裏側の反射膜)を持たないからである。

これは、彼らがかつて一時期昼行性となったために不要となったタペータムを失い、その後再び夜行性へと戻った際にそれを再生できなかったためと思われる。そのため、眼を大きくすることで夜間の乏しい光を捉え、夜の闇に適応したと考えられている。

後肢が長く、跳躍が得意で、枝から枝に跳び移ることができる。跳躍の距離は体長の25倍である。手足の指は長く、それぞれの指先には鋭い爪と、肉趾(にくし)と呼ばれる円盤状のふくらみがあり、枝からぶら下がることに役立っている。尾は体より長く、ほとんど毛がない。