橋本治とナンシー関のいない世界で

「上野駅から夜汽車に乗って」改題
とうとう橋本治までなくなってしまった。
平成終わりの年にさらに改題してリスタート。

総選挙雑感~やっぱ政界再編しかないよなあ

2014-12-15 03:16:25 | Weblog

与党348議席と事前予測は言ってたから、それよりはマシな結果となったわけである。とはいえ、与党圧勝。そして、予想どおり共産党の躍進。右と左の極が数を増やしている。これは、脱原発、反改憲、反集団的自衛権、反秘密保護法、反TPPと考える人々が共産党に流れたと見るべきだろう。もはや社民党はこうした人々の受け皿にはなりえないと判断され、その他の野党で、これら全てにあてはまる党がないからである。民主党支持が減っているのは、結局、官僚に籠絡されて、自民党と変わらない政策に堕してしまったことが大きい。自民党と政策的に変わらないのなら、誰も野党に票など入れはしない。

この選挙が語っているのは、早く政界再編をしろということである。
自民党の中にも脱原発、反改憲を思いながら、現政権に冷や飯を食わされている議員が多数いる。反対に、民主党の中には原発再稼働容認、改憲勢力が多数いる。上記に上げた争点全てで共闘出来るというのは難しいが、脱原発で共闘出来る人は多いはずだ。

民主党の中の改憲勢力、原発再稼働容認派が離党して現政権的な勢力とくっついたとしても、反対に、自民の河野太郎や野田聖子のような人は外へ出て、民主のリベラル勢力とくっつけば、対抗勢力となり得る。顔が売れていて、実力もあるのに、安倍政権の下で冷や飯を食っている人たちは外へ出る事で、浮上する事ができるのではないか。その時、公明党がどっちにつくか…。脱原発に前向きな小泉進次郎も鍵を握るだろう。断然、脱原発勢力の方がスター揃いな気がするんだけど…。みんなそろそろ本当に信じている事を表に出して行動すべきときなのだ。そこをはっきりしないから、組織票がものを言う。

脱原発勢力のトップは細野豪志あたりでいいと思う。今回の選挙後の発言を聞いていて感じたのは、ちょっとイケメンびいきのようだが、細野豪志と小泉進次郎はやはり次世代のリーダーになりうるということで、この2人を担いで、そこに実力があるのに冷や飯を食っている政治家を結集する事で、今の子供だましな政権の稚拙さを浮き彫りにする事ができるのではないだろうか。

小泉進次郎は目が笑ってないのが恐いから、ちょっとまだ警戒したいけど、池上さんの挑発にも冷静に受け答えする姿は、メディアに対してぶち切れる安倍さんや現政権の腹の据わらない大臣たちにの幼稚さに比べたら、あの若さで大したものである。

初の原発再稼働を強行しようとしたときが最初のチャンス。自民党から脱原発派が離党して、野党と一緒に内閣不信任。集団的自衛権、改憲がらみの動きがあったらまた再編のチャンス。

まあ、私のごとき者がいわずとも、みなさんそんなこととっくにお分かりだろうが、最後は勇気なのだと思う。もちろん有権者の側の勇気も必要だ。