『磐城誌料歳時民俗記』の世界

明治時代の中頃に書かれた『磐城誌料歳時民俗記』。そこには江戸と明治のいわきの人々の暮らしぶりがつぶさに描かれています。

いわき市小名浜の諏訪神社

2007年05月10日 | 歴史
大須賀筠軒(おおすがいんけん 1841年~1912年)は
『磐城誌料歳時民俗記』(明治25年(1892)序文執筆)のなかで、
いわき市小名浜に鎮座する諏訪神社について、
次のように記している。
旧暦4月8日の記事だ。

 
小名諏訪明神 城南三里半、小名濱中島小字神楽場ニアリ。
社地面積千八百十四坪。
建仁中、岩崎将監信州ヨリ勧請スル所ナリトイフ。
初、岡小名村宮ノ作ニ建立セシヲ、至徳二年、此ニ遷坐ス。村社ナリ。

そういえば、小名浜の諏訪神社の祭礼に際に、
獅子舞が奉納されるが、
その獅子舞を舞い、奉納するのは、
小名浜の岡小名地区の人々だ。
それは諏訪神社がたどった歴史と関係があるのだろうか。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いわき市平豊間の諏訪神社 | トップ | 「野ノ口」と「大野ノ口」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

歴史」カテゴリの最新記事