昨日は前線の影響で暴風をともなった、大荒れの天気でしたね。
さすがに、これだけの風であれば色々なところに、被害が発生します。
もちろん弊社、西工務店にもSOSの電話が数件掛かってきましたよ。
顧客の皆様や、初めての方など、昨日から今日に掛け、合計7~8件の修繕依頼が舞い込みました。
劣化したビニール屋根が、粉々に吹き飛んだ方や
カーポートの屋根パネルが、枠からハズレてパタパタとしていたり、付属の樋が吹っ飛んだ施設や
今は少なくなったセメント瓦屋根の、瓦が一部飛ばされたり、石州瓦さえ一部飛ばされたお家だったり
マンションゴミ置き場アルミドアが、見事にヘン曲がったり
更には、車庫のアルミ建具のガラスを割った上に、建具がおさまっていた鴨居の溝さえ壊してはずれたりと
どんな力してるんだろうと、首をひねりたくなる場面にも遭遇したのでした。
更にサラに、今朝一番のお電話は・・・暴風で漏水???
10数年前に我が社で新築したお家の方から 「古くなった竹垣が風で倒れたので、残った柱を引き抜こうとしたら、したから水が噴き出した」と言った電話でした。
電話が鳴ったのは7時30分頃でしたので、水道業者も出勤前でしょうからと、とりあえず車を飛ばして駆けつけてみました。
家の後ろにある勝手口の脇で、ご主人が一人たたずんでいらっしゃいました。
確かに、古くなった塀の残骸とも言うべき四角い柱が立っている当たりから、水が噴き出しているでは有りませんか。
ここで皆さんに質問です。
こんな時は、まず何をすべきでしょうか?
そう、とりあえず水道の元栓を閉め、無駄にあふれ出す水を止めてあげましょう。
と言われても、その元栓は何処にあるか、これが一番の問題ですよね。
地域により若干差が出ますが、ここ斐川町の場合では、必ずその家の玄関付近にあります。
そこに設置しないといけない、厳格なルールが水道業者に科せられているので、見つけるのは意外と簡単です。
しかし、水道の元栓と言っても単独に設置されている訳ではなく、水道メーター器のボックスに一緒に入っているのが普通です。
20センチ×30センチくらいの青い蓋付きのボックスを見つけたら、無理矢理にでもこじ開けてみましょう。
メーター器のすぐ横に白い一文字のハンドルが見えます。
一昔前は、赤くて丸いハンドルをクルクルと何度も回して止めたものですが、最近は違います。
白い一文字のハンドルを、軽く90度回せば止水操作終了です。
もちろんこれで、漏水は止まるのですが、同時に家中の水道が止まりますので、注意してくださいね。
洗面も、流し台も、トイレの水も出なくなりますから、必要であれば予備水をバケツに汲んでおきましょう。
トイレの便器が、背中側にタンクの付いたタイプであれば、タンク内部の水で一度は流せますし、二度目以降はバケツでタンクに注水してやれば、繰り返し使えますからね。
さてさて、このお家では、そんなこんなで水を止め、注意深く吹き出した当たりをスコップを借りて掘り始めました。
やがて現れた水道パイプは、T型のジョイント部分でパックリと口を開け、破断していました。
塀の柱を引き抜こうと、前後に揺すったときに、無理矢理引きちぎってしまったようでした。
すぐに業者に状況を説明し、部品を用意して来てくれるよう電話を入れました。
そのころには水道屋さんも動き出していたので、すぐに対応してくれ、それから約30分後には無事修理完了となりました。
それにしても、風がもたらした漏水事件なんて、ちょっと不思議な出来事だったな~なんて思いながら
久しぶりに使ったスコップの感触と、若干腰に痛みを感じつつ
再び会社へ出勤した今日のヒゲ専務なのでした。
では又っっ!
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