昨夜からの冷たい雨が降り続く、ここ斐川町。
3月になったんだから、いい加減に春めいてきても良いんじゃ無いか~と、叫びそうなヒゲ専務ですが、皆さん叫んでいませんか?
とは言っても、気温は幾らか上り調子になりつつあり、今週は10℃を超える日が幾日か有りそうで、何だかワクワクしています。
小さな庭の雑草が伸びるのはちっとも嬉しくないのですが、里山の新芽が萌え出るのを心待ちにしているおじさんおばさんは、いっぱいいるのでしょうね。
もちろんここにも約一名、そんな変なヒゲのおじさんが。。。!
さてさて前回の続き、窓とガラスの関係についてもう少し述べてみましょう。
前回は、ガラスの種類と光の関係をお話ししました。
今回はガラスの種類が、空間の大きさを変える点についてお話しします。
もちろん、ガラスの種類によって、部屋の面積が変わるわけではなく、感じ方が変わると言うことです。
窓のサッシをメーカーさんに注文する前に、大きさやタイプや網戸の有無、それにガラスの種類を一つ一つお客様に確認をします。
それと同時に、設置する高さや微妙な位置関係も確認するのですが、大切なのは部屋の用途によって、それぞれのガラスの特性を考慮しないといけないと言うことです。
物置や納戸など、収納が主な用途である場合と、客間や居間などの居室に設置する窓では、ガラスに対する視点を変えないといけません。
前回も書いたように、収納を主とする部屋であれば、窓からの光は必要最小限にした方が良いのです。
しかし、客間や居間、個室などの場合は、可能な限り大きな窓の、しかも透明のガラスを使いましょう。
お隣の視線が気になるなら、塀や植栽で目隠しをしたり、カーテンを吊したりします。
しかし、そのカーテンは必ずレースとドレープの2重にしておき、昼間はレースで過ごせれば一番良いのです。
大切なのは、たとえそれがレース越しであっても、室内から窓ガラスを通して、外の様子が見えることなのです。
庭や遠くの景色が見えることにより、確実に部屋が広く感じるのです。
逆に外の見えない型板ガラスを使った場合には、そのガラス面が壁になります。
確かに光は入って来ますが、外の景色が見えないことで、単なる光る壁でしかなく、圧迫感を感じますので注意して下さい。
もう一つ注意すべきは、昼の間は室内に光を取り込んでくれる、とてもありがたいガラス窓が、夜には全く逆効果を演じてしまうことです。
もし室内にカーテンの吊られていない窓が有れば、そこは昼とは真逆に、照明の光を吸収し外部に放出してしまう、ブラックホールみたいな窓になってしまうのです。
窓から光が漏れると言うことは、大切な光を外部に逃がしてしまっていると思って下さい。
もし、夜間に室内の明るさを確保したいのなら、窓には光を反射の出来る、白っぽいカーテンを吊ることが最も効果的となります。
外が見えない、あるいは誰にも覗かれないからと言って、室内にブラックホールを作っていませんか?一度注意して見てくださいね。
次回は、お家の窓と光の関係を、もう少し具体的に書いてみます。
では又っ!!