ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

「住宅の耐震化」について  vol.107

2011年08月12日 | 住まい

もう2週間近く過ぎているのに、今月に入ってからはずう~っと30度越えの暑い日々が続いていますが、皆さんいかがお過ごしですか?

それにしても連日の猛暑で、全国的に熱中症の為、ホスピタルのお世話になっている方も多いとか。

弊社も明日から4日間の盆休に入りますが、余り羽を伸ばしすぎないよう、今朝もみんなに話をしていたところです。

やっぱり、休日であるなしにかかわらず、体調管理こそが今もっとも重要なのでしょうからね。

さてさて前回の続き、「逃げる前に命をつなぎ止めるための、住宅の耐震化」について記してみたいと思います。

東北の震災により、残念ながら犠牲になられた方達の多くは、津波による場合が多かったようですが、阪神大震災の場合は、圧倒的に建物の倒壊による被害が多かったのです。

崩れてきた建物の下敷きになり無くなった方の殆どは、建築物が耐震化されていれば救えた命であったと言えます。

特に近年の建築ではなく、築後数十年の住宅には強い地震に耐えうる力が残っていなかった様で、あっという間に倒壊してしまい、避難の時間を与えてくれませんでした。

「壊れない家」を作ったり、壊れないようにリフォームすることは出来ないわけでは無いのですが、費用の問題が発生します。

命と引き替えと思えばたやすいことと思うのですが、現実的にはそこまでの危機感を持ち合わせている人は、決して多くないのが現実のようです。

私達の住む島根県は、建築物の耐震化率が全国ワーストワンだそうで、県の方でもやっと普及に力を入れはじめ、耐震診断、耐震改修の意識を広めるための、出前口座を始めるとのことです。

と言いながら実は、県建築士会に対してそれらの講座を委託し、県民の意識を広めることを計画しているようなのです。

私の在籍する出雲支部にも、当然のごとく出前講座の要請が来たようで、斐川町でも開催計画を立てるよう、支部長さんから、私の方に指示が来ました。

とりあえず、建築組合の皆さんにでも知識を持ってもらい、仕事につなげる意味でも普及をはかって頂こうかと思っています。

でも、もしこれを見て「うちでも出前講座やって欲しいな~」と思われた律儀な方がいらっしゃったら、いつでも連絡下さいね。

支部長さんを引き連れて、ヒゲ専務自ら出かけて行く所存ですから、ご安心下さい!

ってことで、あんまり耐震化への技術的説明も出来無かったので、次回にもう少し突っ込んでみようと思いますので、ご期待下さい!

ついでに、さらっと・・・

前々回に書き込みをした、さらっと出かけていった福岡での資格試験は、実は「古民家鑑定士」だったのですが、昨日、さらっと一級の合格通知が届きました。

皆様の応援に感謝しながら、決してヒゲ専務の実力では無く、ご先祖様の同情によるおぼし召しと、静かに両手を合わせましょう。

合唱!!では又っ