ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

危険から遠ざかるすべを vol.106

2011年08月02日 | 住まい

お昼前に突然降り出した雨に「ゲリラ豪雨か?」と身構えてしまったヒゲ専務ですが、皆さんの地域はいかがでしたか?

ここ斐川町は通り雨程度で終わり、ほっとしている間もなく、強い日差しが照りつけて急に気温が上がったりと、不安定な状態が続いています。

気温だけでなく湿度も高く、身体に熱がたまりやすい状態は、熱中症を発症しやすいようですね。

高校で演劇部に所属する娘は、なんと部活中に熱中症になり、医務室行きだったとか。

その時看病してくれた先生が問いかけたのは「ちゃんと朝ご飯食べて来ましたか?」だったそうな。

こんなに蒸し暑い日が続き、特に生活リズムが狂いやすい夏休みは、規則正しい生活が何よりも求められているんでしょうね。

良い教訓になったことでしょう。

それにしても、各地で暴れ回るゲリラ豪雨には、たくさんの犠牲が出てしまいましたね。

自然災害に対して、人間の浅はかな知恵で作り出した防護策は、いともたやすく破壊されてしまいます。

人技的に防ぐのではなく、危険から遠ざかるすべを身につけることが、命を守る最後の手段なのかも知れないと最近思うヒゲ専務ですが、皆さんはどう思われますか?

そういえば、命を守る為に必要と言うことで、火災警報器の設置が義務づけられているのを皆さんご存じですよね。

私達の住む島根県も6月1日より全県一斉に義務化されましたね。

デモ、罰則付きではないために、皆さん結構油断しているみたいで、設置率は決して高くないようですが、ここで設置の仕方が解らないという方のために、ヒゲ専務がご伝授致しましょう。

寝ているときの火災発生によって、逃げ遅れてしまうことがないようにするのが根本的な目的なので、寝室に必ず一台必要になります。

ただし、2階に寝室が有る場合に限り、階段室にも設置が必要になりますが、1階で発生した火災の煙で逃げ遅れることがないよう、早めに知らせるのが目的のようです。

そして、火災の発生率が高い台所にも当然必要なのですが、こちらに設置する警報機は熱感知タイプにしましょう。

サンマを焼く煙で、いちいち警報音は聞きたくないですからね。

と言うことで、寝室や階段室につけるのはもちろん煙感知のタイプとなるのです。

最近ではある一室で火災が発生したときには、各室に無線で連動させ知らせるタイプも有りますので、検討してみてくださいね。

「我が家はオール電化なので、台所に火の気がないから必要無いわね!」な~んて思われた方有りますよね。

でもそれは大きな間違いで、IHクッキングヒーターでも使い方を間違えれば火災が発生することが有ります。

揚げ物をするとき、天ぷら鍋の中の油が少なすぎると、温度上昇が早すぎて熱感知センサーが反応しきれず、発火することが有るそうです。

IHクッキングヒーターには必ず、適量の印が付いた専用の天ぷら鍋が付いてきますので、使い方を間違えないようにしてくださいね。

世の中に、万能はなしと心得られよ!皆の衆!

ってことで、これら火災警報器の設置も結局のところ、いかに早く危険から遠ざかるかと言うことを前提にした取り組みなんですよね。

それで良いと思いますが、次回は逃げる前に命をつなぎ止めるための、住宅の耐震化をお話ししたいと思います。

お楽しみに!では又っ!!