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【PHS販売ランキング】9月4日~9月10日

2006年09月16日 10時43分50秒 | WILLCOM
 今回のウィルコム端末販売ランキングは、順当にシンプル京ぽん「WX300K」が首位、次いで洋ぽん「WX310SA」、「nico.」が入った。WX310SAはnico.を抜き、ひさびさに2位に返り咲いた。

 ところで先日インタビュー記事で掲載した腕時計型PHS「スーパーワンセグTV Watch」(写真)の開発はNECシステムテクノロジーが行っている。

 NECはウィルコム向けの電話機型端末を投入していない(データ通信カードは「AX520N」など3機種をNECインフロンティアが製造している)が、同社はこの受注によりW-SIMをベースとする端末製造のノウハウを得たことだろう。W-ZERO3の派生版としてW-SIM対応となったモバイルギアが復活する、なんて妄想をしてしまったりして。


ITmedia D モバイル:NECがウィルコム端末を作ったら

 はっきり言えば、最近のウィルコムは目新しい材料は何もないので、ランキングが大きく動くはずがない。完全にマンネリ状況と言える。ベスト5の顔ぶれは先週と同じだ。

 この時期にnicoが3位に落ちるとは予想外。もしかしたら、予想以上の売れ行きで一部で在庫切れとなり、一時的に順位が落ちたのではないかと思われる。

 逆にWX310SAがよく頑張ったとも言えそうだ。(また値下げでもしたのだろうか?)

 nicoがWX300Kから首位を奪うどころか、息切れで3位に落ちてしまうようではWX300Kの天下は当分続きそうな勢いだ。

 NECシステムテクノロジーという会社の取り扱っている製品を調べてみたが、ソフトウェアや組み込みシステムがほとんどで、NECという名前こそついているが、モバイルギアとは程遠い会社のようなので、W-SIM型モバイルギアはまったく期待できそうもない。本家のNECが参入でもしない限りは無理そうだ。

 それよりも過去にDDIポケット時代に端末を提供していた東芝がウィルコムに再参入してくれれば、W-SIM型GENIOや音声端末の方がずっと可能性があると思うのだが、そういう噂も聞かないのは残念でならない。同じ理由で松下にも期待しているのだが・・・。

 京セラのデータスコープの復活、富士通のPocketLOOX、ソニーのポストCLIEなどにも期待したいところだが、シャープ以外の国産メーカーはスマートフォンに対して消極的なのが残念でならない。

 昨年度のウィルコムは飛躍の年、そして今年度はさらなる飛躍を目指していたはず。しかし、今年度に入ってからは007(W-ZERO3[es])とnicoとpapipo!くらいしか新機種は投入していない。これでは前年同月比マイナスも当然の状況だ。やはり新機種は冬モデルに期待するしかなさそうな気配だ。

 そうであれば、携帯電話他社のように家族割引の充実やサービスの拡充、料金の見直しなどに取り組むべきなのだが、昨年の「ウィルコム定額」以来、大きな発表はないに等しい。黙っていても「ウィルコム定額」のおかげでそこそこ売れているというので満足してしまっているのだろうか?

 また、サービス拠点がユーザー増にまったく追い付いていない状況も心配される。ウィルコムプラザ新宿など殺気立つほどの混雑ぶりを解消するためにも、もっとサービス拠点を増やすべきだろう。携帯電話からウィルコムに乗り換えたユーザーなどはすぐにこういう点で不満を感じるはずだ。

 端末面でもサービス面でもユーザーに新たな魅力をアピールできない現状では前年同月比マイナスの苦悩からの脱出は難しそうだ。このままではMNPに直接関係ないウィルコムだが、携帯電話会社の熾烈な競争の余波をくって、ユーザーを他社に奪われかねないという懸念まで出てくるのではないかと心配でならない。
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順位 先週順位 メーカー 製品名
1 1 京セラ WX300K
2 3 三洋電機 WX310SA
3 2 ネットインデックス nico.(WS005IN)
4 4 シャープ W-ZERO3[es](WS007SH)
5 6 京セラ WX310K