謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

インヴィジブル・カントリー(マルタ騎士団国)

2008-10-18 01:45:29 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.10.18(土)


 唐突ながら国家成立の要素とはなんだろうか?

 中学生の授業で習った事だが「国民、領土、主権」の3要素を兼ね備えるものが国際法上において国家として認められていると言うのがセオリーだ。

 だが・・・


 そんな常識を打ち破る国家がこの世に存在するらしい。


 その名もマルタ騎士団国(参考ウイッキペディア非公認の国々)・・・


 彼等は固有の領土を持たず、ここローマにイタリアから土地を借りて(注:分かりやすく言うと海外にある日本大使館のような形で)棲息するという・・・





 これは行くしかないだろう・・・



 私はローマ観光もそっちのけで早速この「見えない国」の攻略に取り掛かる。


 彼らの本部ビルはローマでも有名な中心街の「コンドッティ通り、68番地」にあるというが、まず埋めるのは外堀からだ。


 市の中心から少し離れた・・・といってもメトロと徒歩で十分狙撃可能なマルタ騎士団長の館とマルタ騎士団広場を訪れる事にする。


 テヴェレ川から見た騎士団長の館、上にはためくのは・・・


 そしてマルタ騎士団広場・・・


 ゲート、ここにある鍵穴を覗くとバチカンのサン・ピエトロ寺院が見える。
 

 外から撮影したマルタ騎士団長の館。





 イタリアの中に・・・それも首都のローマの中に燦然とはためくマルタの国旗・・・



 前座にしては中々盛り上げてくれる・・・




 そしていよいよ中心のコンドッティ通りへと向かう。


 

 これがコンドッティ通り、68番地に近付くと・・・
 

 入口にマルタ騎士団の国旗が・・・分かりやすっ!!そして門の所にあったプレート
 

 中には入れないが玄関と玄関から撮った本部ビルの写真
 



 「・・・」




 「・・・・・・」





 敷地の中に堂々と入れたわけではないが・・・マルタ騎士団国になんの縁もゆかりもない一ツーリストとしてはこの程度が限界だろう・・・


 それにここは「本部ビル」、領土を持たない国家なのでここは本部とはいえイタリアからの単なる租借地だ・・・



 だが・・・



 私は敢えてこの国に入国したとカウントし(微妙に敷地には入っている)、首都攻略を達成したことにした・・・





 この領土を持たない国家・・・





 数えないでおくには、あまりにも面白い国家だったからだ・・・




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