任天堂は1日、携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」でインターネットを通じて日記や写真を交換できるサービスを停止したと発表した。未成年者を含む一部のユーザーに「公序良俗に反する写真」が送受信されてしまう事態が起きていることを問題視した。子どもも遊ぶゲーム機に、誰とでもつながるネットの機能をどう取り込むのか、課題が浮き彫りになった形だ。
停止したのは、ニンテンドー3DSの無料ソフト「いつの間に交換日記」と「うごくメモ帳 3D」の一部のサービス。3DSに「フレンド」として登録した特定の相手に、ネットを通じて日記や写真を送受信できる機能を使えないようにした。
これらのサービスは本来、友人同士が3DSを通じて日記や写真を交換したり、オンラインで一緒にゲームを遊んだりするグループをつくることを想定していた。友人を「フレンド」として登録するには、3DSの1台ずつに割り当てられる「コード」を、互いに教えあうことが必要だ。