「ケイゾク」「トリック」で知られる堤幸彦氏の作品。これら2つのドラマのノリは見られず、純粋なサイコ・スリラー。
< ストーリー > オフィシャル・ページ より
サイレンが鳴ったら外に出てはならない-
29年前、謎のサイレン音とともに全住民消失事件が発生した夜美島。一夜にして無人島化するという、この未曾有の怪事件から29年が経ち、現在平静を取り戻した夜美島に引っ越してきた少女が、サイレンの音とともに出現する数々の謎に翻弄されながら予測不能な怪異に巻き込まれていく……。
< 感想 >
何が怖かったって、ヒロインの父親役を演じている森本レオ。正直あれが一番怖かったです。ストーリー的には続編を予感させる内容で見逃していると腑に落ちないなんてことがありますから、しっかり目を見開いてみてください。物語の最初の部分が完全にエンディングと符合しています。邦画にしては楽しく見ることができました。ココリコ田中の演技も上手かったし。
洋画でいえばブルース・ウィリスの「シックス・センス」と同じような感じで最後まで気のぬけない作品でした。キーワードは喘息発作。柴崎コウの「着信アリ」と同じように使われやすい題材なのでしょうか…喘息持ちの管理人としては少々複雑ではあります。
これ以上はネタバレになるので作品を見てくださいね。