本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Ray Bryant 死去

2011年06月05日 23時14分40秒 | 音楽
 偉大なるジャズピアニスト、Ray Bryantが6月2日に79歳で亡くなったそうです。ショックだなあ。

 好きなピアニストの一人でした。リーダーアルバムは11枚しか持っていませんが、「Alone At Montreux」やPrestigeの「Ray Bryant Trio」なんかは一時期狂ったように聴いてました。

 結局、一度も生で聴くことができなかったなあ。残念 (T_T)


 ジャズの黄金期を築いた(ただでさえ数少ない)ミュージシャンが次々と鬼籍に入っています。去年もHank Jonesが91歳で亡くなりました。Hankは来日するたんびに聴きにいっていたのですが、去年2月の来日では都合により聴きにいけませんでした。そしたらその三ヶ月後に死去の報。後悔しきり。

 
 Roy Haynes(86歳)も聴いとかないとなあ。去年来日したとき行けなかったもんなあ。Sony Rollins(80歳)は・・・もういいや。長生きはしてもらいたいですが。


 今日は「Alone At Montreux」を聴きながら寝ることにします。


 R.I.P.

National R-205(その1)

2011年06月05日 18時52分03秒 | ラジオ
 
 SK-900、WM-F101、ICF-9740と放置プレイの連続ですが、性懲りも無くまた新しいブツに手をつけてしまいました。ナショナルの8石ポータブルラジオR-205です。発売時期は不明ですが、周波数表示がkHzではなくkc(キロサイクル)であることから、昭和42年以前のものであることは確かです(自分より年上!)。当時のカタログをアップしているHPがありましたのでその価格を見てみると、「現金正価7,900円 月賦定価(4回)8,200円」との記載。月賦という言葉は最近聞かなくなりましたが、当時はメーカーが月賦定価を定めていました。

 修理にとりかかる前に、7,900円という価格は今でいうと幾らぐらいなのか気になりました。そこで当時の物価をネットで調べてみました。

 昭和42年物価
  公衆浴場 32円
  都バス 30円
  地下鉄初乗 30円
  コーヒー 70~80円
  地方公務員平均月収(在職25~30年) 67,086円
  大工日当 2,700円
  ガソリン 1リッター 50円
  かけそば 60円

 この物価から考えると、7,900円という金額は今でいう40,000円位の価値でしょうか?昭和42年といえば「いざなぎ景気」の真っ只中ですが、おいそれとは買えない金額ですね。月賦で買った人も多かったのではないでしょうか。


 さて、修理ですが、カバーを剥ぎ取るとこんなんなってます。

 カバーのお陰でそこそこ綺麗です。しかし、そこはやはりジャンク。MW(今で言うAMね)の高周波数帯は「ピー」というノイズだらけです。NHK第一・第二、AFN(昔でいうFENね)のみ良好に受信します。発振をうまく止められれば復活しそうな感じです。なお、SW(知ってると思うけど短波ね)は聴かないので確認していません。


 裏ぶたを開けたところです。基板がなんとも古めかしいです。スピーカーの外寸は65ミリ。ちっちゃい電源トランスがありますが、この機種は電灯線(コンセントのことね)でも作動するというのがウリだったようです。


 使われているゲルマニウムトランジスタは8個のはずですが、どう見ても7個しかありません。もう1個は電源あたりに使われているのでしょうか。


 念のためケミコンを全て交換。使われているのは全て耐圧6Vで、200μF、100μF、30μF、10μF。200や30という規格はもうないので、それぞれ220と33としました。昔のケミコンは極性表示が+に付いているんですねえ。紛らわしい。


 ヒミツヘイキのコンデンサチェッカ(使いたくてしょうがない)で容量確認。ん?容量が大きくなっちょる。


 ダイヤルライトが不点灯だったので麦球交換。一瞬、LEDにしようかと思いましたが、古い機種なので趣きを大事にしました。


 ここまで順調に作業していたのですが・・・気の緩みから大きなミスを犯してしまいました。はんだ修正を行っていたら、コテがダイヤル糸に触れてしまい一瞬でプッツン orz



 写真のように結んでみたけど、結び目が引っかかってダイヤルがスムースに回りません。タコ糸では代用できないので、専用のダイヤル糸を入手しなければ・・・


 ということで、この機種も目出度く放置プレイの仲間入り。次回はいつになるかわかりません・・ハハハ。