本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Pioneer SK-600(その3)

2011年06月19日 23時53分06秒 | ラジカセ
 SK-600の三日目。


 このSK-600、カセットの操作ボタンのほとんどが本体からスッポ抜けてしまいます。よくよく見てみると、ボタンの下から伸びているパイプの先のプラ製ストッパーが経年劣化で折れていました。


 左が本来のストッパー、右が壊れたストッパーです。ストッパーはネジ状になっていて、パイプの先にねじり込まれるようになっています。すごくヤワ。ネジ山を切ってある部分が折れて、パイプの中に取り残されていました。


 代替となるネジは後日探すとして、とりあえずパイプの中に取り残された芯をドリルで取り除きます。


 次にボリューム類の分解清掃。ボリュームは音量、トンコン(高低)、マイクミキシング、バランスの5つ。バランスはスライドです。


 このタイプのスライドボリュームは、摺動子の取付部が経年劣化で脆くなっていることが多いので、エポキシ系の接着剤で補強します。


 メカを摘出。やはり上位機であるSK-900と似ています。ベルトはまだ使えそうです。


 メカ裏基板のケミコンが脱肛していました。即交換。


 気になってメイン基板のケミコンも調べると、やはり脱肛しているものがちらほら。すべて新品に交換。


 再生と録音を切り替えるスイッチも分解して清掃。


 今日はここまで。案外時間がかかりそうだぞ、これ。