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本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

ONKYO ZAC55(その3)

2013年06月15日 23時40分36秒 | ラジカセ
 ZAC55のつづきです。

 まず例のプラ部品。修復は無理だし、部品取り機を探すのも難しい。ということで、ねじりバネ自体を加工することに頭を切り替えました。


 鋭角だったねじり角度を鈍角にして、腕の短い方を更に切り詰めました。


 鈍角にしたおかげで、短い腕のほうに支点ができ、若干弱めながらもテンションが確保されました。


 取り付けるとこんな感じ。ねじりバネは、長い方の腕で白いプラ部品を押し下げるかたちになっています。短い腕を更に切り詰めたのは、そのままだとカセットハーフに干渉するから。


 ヘッドを取り付け。写真真ん中の部品は、入手時、なぜか上下逆に取り付けられていました。多分これが正しい取り付け。


 この状態で再生テスト。ヘッドブロックがちゃんと上がるようになりました。ねじりバネ加工作戦は成功したようです。しかし、リール回転がぎこちない。アイドラがスリップしています。


 アイドラの表面を紙やすりでこすってみましたが、十分な摩擦係数が得られませんでした。ゴムが硬化して痩せてしまっているのが原因。対策として、細く切ったセロテープをホイールの内周に貼りつけてからゴムを嵌めこみました。こうすることによってアイドラの直径が若干広がり、リールにきちんと接触するようになります。


 正常に動くようになったので、ミラーカセットでテープパスの調整。ヘッド周りを分解してしまったのでこの作業は必須です。この後、テストテープでアジマスも調整。


 アジマス調整ネジにネジロックを塗布して乾燥させます。今日はここまで。
 

ONKYO ZAC55(その2)

2013年06月09日 23時16分49秒 | ラジカセ
 すっかりご無沙汰になってしまいました。ZAC55再開です。


 まずは緑青のひどいボタン類を♯400の紙やすりで磨きました。新品時の光沢は無理だけど、それなりに綺麗になりました。


 使われているゴムベルトは3本とも溶解してました。メインベルトは角ベルト。手持ちの太さ1.6ミリ、直径70ミリを取り付け。


 ダイヤル糸は一度外すと面倒ですね。かけ直すのに30分もかかってしまいました。


 カセットリッド内の化粧板を付け忘れてしまいましたが、ようやくここまで完成しました。


 とりあえずこの状態で、アンプ(MA-55)を取り付けてテスト。FM、AMとも異常なし。左チャンネルも音が出るようになりました。しかーし、カセットは再生できず。ヘッドブロックが上がらないのです。早送りや巻き戻しはできるのですが・・・・。再度分解したりして不具合の原因を探していたところ、とんでもないことに気づきました。



 これです。ヘッドがマウントされているプラ部品が割れて、内部からねじりバネが顔を覗かせています。このバネはヘッドブロックを上げるための重要な部品なのです。


 ヘッドを外してバネを取り出してみました。このねじりバネ、かなりのテンションをかけた状態でこのプラ部品の中に格納されていたようです。経年劣化を考慮してないクソ設計ですね。


 かなりのテンションがかかるということは、プラリペアなんかでは補修できないということです。んー、どうしよう。

ONKYO ZAC55(その1)

2013年05月26日 21時24分11秒 | ラジカセ

 今日から新規ジャンクに着手。オンキョーのデスクトップコンポZAC55です。コンポを名乗っているくらいなので、チューナーカセットのMR-55、アンプのMA-55、スピーカーのM-01と分離しますが、実際は各々単体では使えないっていうカタチばかりのコンポです。数年前にヤフオクで入手。カセット不動、左チャンネル音出ず、です。


 ちなみに裏はこんなんなってます。チューナーカセットのMR-55は、アンプのMA-55から電源を供給されるようになっています。スピーカーの端子も独自のもの。


 まずはMR-55からメンテ。ボタン類の緑青がひどいです。


 中はものすごく詰まってます。メンテしづらい。


 メカを取り出します。


 左チャンネルの音がでない原因かもしれないので、ボリューム類も取り外して清掃。


 なんだかワケがわからなくなってきました・・・元に戻せるか心配です。

Toshiba BomBeat X1 RT-8700S(その4)

2013年05月18日 22時56分40秒 | ラジカセ
 今日はRT-8700Sをフィニッシュまでもっていきました。


 まずはテープスピードの調整。モーターの背面にあるシールをはがすと・・・


 その奥に調整用の半固定抵抗が顔をのぞかせます。


 3kHz正弦波の入ったテストテープを使って調整。


 電池ボックス蓋のスポンジは触れただけでこなごなに崩壊。隙間テープを貼り付けます。


 本体が完成。


 SPとハンドルを取り付けて最終完成形。んー、カッコイイ。。。


 各部を見ていきます。


 前面パネルのモデル名です。アクタスとボンビート双方のブランド表記があります。自分の中ではアクタスはモノラルラジカセ、ボンビートはステレオラジカセという認識でしたが、古めのステレオラジカセではこのモデルのように双方表記もあるようです。


 カセット部。操作はピアノキー。消去ヘッドは永久磁石式。


 その他の操作系。ラジカセとしての一通りのスイッチ類が揃っております。テープ切替はノーマル-クローム。


 スピーカーは10センチウーファーと5センチツイーター。


 背面にはラインイン・アウトのほか、FM外部アンテナ端子があります。本体とSPの接続は短いRCAピンジャックなので、SPを完全に切り離すには別途長いものを用意する必要があります。


 SPのレイアウト変更ができるのがこのモデルの売りです。部屋に据え置いて使うのであれば、こちらのほうがいいですね。音場が広がります。

 さて、肝心の音ですが・・・もうちょっと低音の量感がほしいところですが、カセットはあまりフラッターを感じず、大変いい感じです。お気に入りの一台になりました。

Toshiba BomBeat X1 RT-8700S(その3)

2013年05月16日 22時42分02秒 | ラジカセ
 またもや仕事が立て込んでまいりました。せっぱつまって今日もサビ残。

 RT-8700Sは遅々として進みません。今日やったのは・・・


 各種スイッチを組み立て・・・


 本体に取り付け。


 こんだけ。たったのこんだけです。。。。どこのデアゴスティーニですかって話です。


 土曜日には完成させるつもりだぬ。