![]() | NIKKATSU COLLECTION 炎の肖像 [DVD] |
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や~っと、お正月LIVEのチケットがご到着なさいました
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チケットに書かれた「ひとりぼっちのバラード」の文字を見ると、いよいよだなぁと実感がわいてきます
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ところで、なぜ突然タイトルが「炎の肖像」かと申しますと、先日来ジュリーの20代の頃のコンサートパンフ等を何冊か見せていただく機会がありました(Wさんのお蔭です。ありがとうございます
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掲載されているコメントは、当然ジュリーファンに向けて書かれた内容なので
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「炎の肖像(1974)」はご存じの通り、藤田 敏八監督と加藤 彰監督の共同監督作品ですが、その藤田監督のコメントより。
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華やかなステージと、スキャンダラスな私生活――沢田研二の全てを、一本の映画にしようと言う企画が出た。
あんなタイプの人で、映画が出来るのかと思った――今ふり返ってみると、恥かしながら、沢田研二で次から次へと何本でも撮れそうな気がする、現金なもんだ。
人間誰でも、裏があり表があり、さらに深い奥があろうと言うモノ……。
タイトルが決った―炎の肖像―かっこいい奴が、かっこいい服着てかっこ良く歌う、おまけに肖像まで描かせんのか、ふざけんじゃねえといきまいたが、とんでもないこれが真面目な話……。
ステージを観た。食わず嫌いの四十男が、2時間余の騒音の中で、ふーむと唸った――
「こりゃ、テレビの画面には入り切れねぇ代物、演歌もシビれるがロックだって悪くねぇ」
カメラが回った。沢田が小さなトチリの後に、チラッと舌を出し、つまみ喰いでも見付かった様に、目をくりくりと動かした。
群衆の前で、「俺はジュリーやで!」とふんぞり返る芝居があった――精一杯照れを抑えて群衆に演説をぶったが、その頬が見る見る内に桜色に染まった。
いい奴なんだな沢田研二、カメラがとめどなく回り続けた。
公演(オン・ステージ)を撮った。
全くカメラを意識しない沢田研二がいた。
プロ根性に据った眼があった。
ナルシズムにとろけた眼があった。
4時間を越えるフィルムが積まれた――映画が出来た……。
終って思った。俺もかなりのナルシスト。
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魅力的な描写は、当時26歳のジュリーの姿でも想像出来ますが、今のジュリーもあの頃のままの様な気がします
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「カタクリ家の幸福」のメイキングでも、ふざけた後ペロッと舌を出していた場面がありました
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藤田監督とはその後、1988年に「リボルバー」でも一緒にお仕事をされていて、藤田監督の監督作品としては遺作となりました。(藤田監督は役者さんとしてもご活躍された方で、「ツィゴイネルワイゼン」では独特の佇まいが印象的でした)
「リボルバー」も私は結構好きな作品ですね。
開き直ったようなジュリーが、作品のキャラクターと上手くリンクしていた。
日本で、それも車ではなく列車や船を利用してのロードムービーって珍しいと思いますが、それぞれの人間関係と街の移動に必然性が感じられました。
「炎の肖像」については以前も感想を書いていて、全くもって大したものではありませんが
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この時も触れていますが、やっぱりエンディングの“I who have nothing”が素晴らしい
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正直、ジュリーに夢中になって割とすぐにこの映画を観た時は、「映画の終わりなのに地味な歌を持って来てるなぁ」と考えてしまいましたが
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これこそ、藤田監督が感じだ「テレビの画面には入り切れねぇ代物」。
ジュリーのライブを観たことのない人にジュリーという人物を知ってもらうためには、監督としてここは絶対外せなかったのではないでしょうか。
ジュリーのお若いころのライブ映像はフィルムコンサートも頻繁にあったのですから、きっとオフィシャルで残っているんですよね
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何とか商品化される等、拝見できる機会があることを望んでやみません
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