はるかに遠い夢

沢田研二さんにロ・メロメロ。
ジュリーの事を考えると頭の中がお花畑。
その花を押し花にしたいなぁなんて…

約束の地

2014年02月20日 | ジュリー 楽曲
すっかりオリンピックに夢中になってしまい、久しぶりの更新です
2012年のロンドン五輪の時は、ちょうどツアー中で逐一ジュリーの感想が聴けて面白かったので、今回は残念です。
いつか、ソチ五輪についてもお話して下さると嬉しいですね

さて、何故突然“約束の地”なのか。
昨日、たまたま地上波で放送されていた「感染○島(2009)」という映画をチラ観していました。
主人公(男)の恋人が、彼女の亡くなった弟の言葉として、
「たとえ明日世界が終わりになろうとも、今日僕はリンゴの木を植える」
と話し、これが二人が結び付くきっかけであり、映画の重要なメッセージにつながるのです。

正直、映画は突っ込みどころ満載な作品でしたけど
「この言葉って、ジュリーの“約束の地”と同じだ
と一人で盛り上がりもともとは誰の言葉なんだろ~と調べたところ、マルティン・ルター(宗教改革の中心人物でプロテスタント教会の源流をつくったドイツの神学者)の言葉でした。

明日 世界が終わる 誰かにそう言われても
僕は約束の地に 林檎の種を撒くだろう
Promised Land

作詞は、覚 和歌子さん。
ジュリーはこの曲がお好きなようで、「ジュリー祭り」でも歌われていますし、最近では「LIVE 2012 3月8日の雲~カガヤケイノチ」での第二部の一曲目で歌われました。
ジュリーが懐から取り出した種を撒く仕草をし、後奏でホールの隅々に思いを行き渡らせるかのようにゆっくりと両手を広げる姿が感動的でした

この曲が収められたアルバム「Beautiful World(1992)」は、全曲覚さんが作詞されています。
ジュリーのアルバムで全曲作詞されているのは、ジュリーご自身とZUZUさんと阿久さんと覚さんの4人だけです。
<追記:「MIS CAST」の陽水さんと、「女たちよ」の高橋睦郎さんがいらっしゃいました。大変失礼しました>

覚さんといえば、私はやっぱり「A SAINT IN THE NIGHT」
プロデューサー吉田 建さんの企画の勝利ですね

ドレスを走り抜けた
ファスナーの稲妻が
人生ごとしびれさせた
あの日から僕は

ちょっと、奥さんど~思います~
覚さんの歌詞って、色っぽいんですよ
特に、「A SAINT IN THE NIGHT」には、ジュリーの芳醇な色香が凝縮されていてうっとりです

話しを“約束の地”に戻しますと、
「たとえ明日世界が終わりになろうとも、今日私はリンゴの木を植える」
つまり、「たとえ明日すべてが無に帰そうとも、希望を持ってひとりの人間として日々の勤めを果たしていこう」と、いうことでしょうか。

そんなことを考えている時に、今朝の女子フィギュアを観ました。
まおちゃんの演技後、インタビュアーの人が、「どうか、泣き出さないで」と祈るように声を掛けていたのが印象的でした。
彼女に対しては、年齢制限でトリノに行けなかった時から、どこか腫れ物に触るように、日本中で見守ってきた感があったような気がします。
それが良かったのか、悪かったのか、結局そういう運命だったと言うしかないのか。

今の彼女の心情を想像すると何とも辛いのですが、それでも林檎の種を撒き、木を植えていってくれることを願うばかりです。

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