goo blog サービス終了のお知らせ 

はるかに遠い夢

沢田研二さんにロ・メロメロ。
ジュリーの事を考えると頭の中がお花畑。
その花を押し花にしたいなぁなんて…

憎みきれないろくでなし

2012年05月03日 | ジュリー 楽曲
前回アップした「沢田研二の売上ベスト40曲」のリストを見ていて、
さて、私はシングルで一番何が好きかな…と考え、まぁ当然一曲だけを選ぶのは難しいのですが、
今回は本格的にジュリー堕ちする以前に一番印象的だった“憎みきれないろくでなし”について。

何が印象的って、そりゃ~もうあの衣装ノースリーブ腋見せversion
(という事で、今日はほとんど衣装についてしか触れません

当時はジュリーが余りにもキレイで堂々として、その手の情報がまだ余り日本に入って来ていなかったからみんな疑問に感じなかったのですが、まずポリスの格好って基本○イファッション。
+革パン・革手袋+片方だけ掛けたサスペンダー+カミソリをモチーフにしたアクセサリー+極め付けが小指にだけ塗られた黒のマニキュア

誰の趣味だってそりゃ~あの方の趣味でしょうが

“OH!ギャル”のフルメイクを社長が反対して止めようとしたというエピソードが有名ですが、本当だったらこっちの衣装の方がよっぽどやばいですよ

更に、間奏で堯之さんの後ろに回って挑発的に舌を出す

でもこの時の舌出しって、ジュリーはあくまで振り付けとしてやっている感じなんだけど、堯之さんは思わず嬉しそうに笑みがこぼれてちゃう時があって、そこが逆にほのぼのしちゃいます
この頃のジュリーは曲を見せる(魅せる)ことにピリピリしていた気がするから、同じ間奏でも“酒場でDABADA”で3人の男性に迫られて身悶えしながら(違う)時にはカズさんのお尻を触っている姿には余裕が感じられます

話をジュリーの腋に戻しますが当時金キャミ未見だった私にとって、ノースリーブ姿で後頭部に両手を持っていっていわゆるうっふんポーズを取って両腋全開にする姿に目が釘付けになりましたね~

唯一無二のなまめかしさ

ジュリーの腋はみんな大好物だったらしく、(特にジュリーの極めて近くにいるマニアの方)それ以降も“サムライ”“ダーリング”“OH!ギャル”“TOKIO”“恋のバッド・チューニング”“おまえにチェックイン”“.晴れのちBLUE BOY”“女神”でも腋見せversion衣装がありました

紅白だって“勝手にしやがれ”“灰とダイヤモンド”“DOWN”。

ピックアップしてみて、その多さにピックリ


実は、「お嬢さんお手上げだ」での、安楽満センセイがボーリングシャツを着ていた場面でのこと。
ボーリングシャツってポロシャツみないな物なので、角度によって腋が見えたりするじゃないですか

ジュリーが“麻雀賛歌”を歌い踊られていた時だったか、腋が見えそうな時があったんですよ

思わずヒャッホ~となりましたが、
さすがの私も、
60歳を過ぎた方の腋を物欲しそうに覗き込むおばさん
というのはいかがなものかと、チョットだけ自重しましたとさ


今日のDVD:糸車のレチタティーボ(2002)

お好きなシングルは?

2012年05月02日 | ジュリー 楽曲
「沢田研二の売上ベスト40曲で好きな曲は?」という投票場所があるのを教えて頂きました。
こちらより。

『売上ベスト40曲』という事で、当然シングルA面のみが投票対象です。
発売年で言うと、1984年の“渡り鳥はぐれ鳥”までが入っていましたので、
Polydor期シングルコレクション
といった感じでしょうか。

順位も気になりますが、売り上げ枚数が一覧に明記されているのが興味深い
勿論、売り上げというのは集計方法によって変わりますから、実際はどうだったのかは分かりませんが(ちなみにこの表で91.6万枚の“時の過ぎゆくままに”は、以前某TV番組で95万枚でした)おおよそはこんな感じだと思います。

これによると、ジュリーのシングルベスト10って

時の過ぎゆくままに(91.6万枚)...1975年
勝手にしやがれ(89.3万枚)...1977年
危険なふたり(65.1万枚)...1973年
憎みきれないろくでなし(62.5万枚)...1977年
追憶(57.9万枚)...1974年
サムライ(52.3万枚)...1978年
LOVE(抱きしめたい)(48.8万枚)...1978年
ダーリング(44.8万枚)...1978年
カサブランカ・ダンディ(39万枚)...1979年
ス・ト・リ・ッ・パ・ー(36.4万枚)...1981年

だそうです。
こうして見ると、やはり77年・78年辺りの最強さがうかがえますね。

私が意外だったのは
34位 おまえがパラダイス(13.9万枚)...1980年
21位 渚のラブレター(23.9万枚)...1981年

この2曲って前後して発売され、どちらも夏songって気がするせいか、似た感じのお帽子を被っているせいかイメージが重なるんですけど、売り上げ的には10万枚も差があったんですね
確か、“渚のラブレター”の頃は「魔界転生」のキャンペーンでTVに出まくっていらしたので、それが功を奏したのでしょうか。
あと、化粧品会社のCMsongでもありました。

私は“渚のラブレター”でのジュリーのビョルン・アンドレセンを凌駕する美少年ぶり(当時32歳)かつ、この時の衣装で際立つ細ウエスト萌え、更に何故か曲終わりに両手の平を内側に向けてバンザイというなぞの振り付けも含め、大好きな曲(作曲は沢田研二さま)なのですが、ジュリーは“おまえがパラダイス”がお好きなのか、ライブでよく歌われているのはこちらですね(カズさんの髪の毛をグリグリしていた頃の気分に浸りたいのかも)

『髪の毛グリグリ』でまた着火して脱線してしまいますが、「ジュリー祭り」で“おまえがパラダイス”を歌われた時
oh yeah! oh yeah! ・・・
と歌いながらちょっとバランスを崩しそうになり、歌い終わった後
「あぶなかった、あぶなかった。こけそうになっちゃったよ
と言って、カズさんへ満面の笑みを向けるジュリー
ひゃ~その笑顔は反則です
生まれ変われるならカズさんになりたいと思った瞬間でした(バカの妄想なので許してください)


ちなみに、私の今日の一票は、14位 恋は邪魔もの(27.4万枚)...1974年

世紀の片恋

2012年04月30日 | ジュリー 楽曲
耒タルベキ素敵(2000)DISC 1の3曲目。
このアルバムは、ジュリーが耒タルベキ新世紀を迎え気合十分で打って出た自信作
素敵な曲があふれていますが、今日はこの曲を

作詞:覚 和歌子さん 作詞:下山 淳さん

それだけ待てりゃ 何だってできるとか
 別のところへ そのパワー使えとか
 みんな黙れ 大きなお世話 
 好きでしてる 俺らの勝手

 この健気さが 自分で泣ける夜
 誰も知らない この胸は敏感肌
 若い誰が 真似たとして
 今日びこんな 一途の片恋できよか

あぁ、歌詞を全部書き起こしそうになってしまいました
それほど、マニアの思いを見事に表現して下さってる

覚さんの詩ですが、ジュリーってご自分の感覚の中にない物は歌わない方だと思うので、きっとこんなマニアの気持ちを充分理解して下さっているのだなぁと考えると、ありがたくて涙が出ます

だからこそ、「耒タルベキ素敵」ツアーでは本編最後の23曲目で、「ジュリー祭り」では第一部最後の“ラヴ・ラヴ・ラヴ”の一曲前に、まるでマニアへのプレゼントのように歌って下さっているのでは

実はブログのタイトルを考えていた時、“はるかに遠い夢”か“世紀の片恋”かどちらにしようかと迷ったのですが、実際にほぼ半世紀に渡ってマニアでいらっしゃる方々を差し置いて“世紀”を名乗るのはおこがましいと反省しました。
私にはまだまだ“はるか”な道のりです

そして下山さんの曲も、ポップでメリハリが効いていてジュリーも歌っていて気持ちよさそう
今回の“カガヤケイノチ”もそうですが、聴いていると元気が出ます

下山さんと言えば、「二アリータイガース」ツアー(命名下山さん)では勿論聴かせどころはたくさんありましたが、サポートに徹してらっしゃいました
私が特に印象的だったのは“青い鳥”の時。
何だか突然楽しそうに(お顔は変わらずクールなんだけど)ノリノリでギターを弾き出して、
「“青い鳥”ってギタリストにとってはノリノリな曲なの
と、目を見張ったのを思い出します


不定期連載今度のライブでジュリーに歌って頂きたい一曲:甘いたわむれ(“追憶”B面 1974)

はるかに遠い夢

2012年04月26日 | ジュリー 楽曲
今日は、ブログタイトルにするほど大好きな一曲について。
言わずと知れた名盤、ジュリーが色々とあってお休みした後、満を持して発表されたアルバム架空のオペラ(1985)2曲目。
作詩:阿久悠氏、作曲:大野克夫氏。

以下、またまた戯言シリーズなのでご容赦ください

この曲のモチーフの、
「男に去られた女が彼の事を思って一人の部屋で嘆いている」
って、阿久さんの大ヒット作“北の宿から”と全く同じシチュエーションなんですよ~

“北の宿から”は文字通り日本の北の方のうらぶれた漁港にあるタタミの宿の世界なんだけど、
“はるかに遠い夢”は昔ジェラール・フィリップが主演した「モンパルナスの灯」という、画家のモジリアニの生涯を描いた映画を思い出します。
モノクロに近い無彩色の世界。
この曲の主人公の女性は、きっとモジリアニの絵に描かれてあるような寂しげな人。
部屋には、ぽつんと飾り気のないイスが一脚だけ置かれている。

同じ作家が描いた同じシチュエーションの歌詞でも、これだけ印象の違う曲になるのかというのが興味深いです

いい夢を捨てるのは 嘆きより難しい
あなたのいない広さだけ 両手ではかる真似をする
お道化た後の空しさが La-Lai La-Lai La-Lai La-Lai

なんて歌詞、書き起こすだけで泣けてきます。

そして、阿久さんもだけど大野さんも、やはり流石としか言いようがなく、ジュリー独特の無国籍な魅力を十二分に引き出されています。
余談ですが、“キューバな女”なんてジュリーを愛してないと書けないですよね

架空のオペラというアルバムはこの時期じゃないと生まれなかった作品だという思いを、特に強く感る一枚です

花・太陽・雨

2012年04月15日 | ジュリー 楽曲
作詞:岸部修三氏
以下、いつもの通り何の音楽的知識もない者の戯言なのでご了承ください

間違いなくサリーの最高傑作だと思います
というより、今これ以上の歌詞を書ける人がいるのか!と問いたい
時代を反映したサイケな趣なんだけど、人として誰もが通る普遍な『青春』を感じさせてくれる

私がこの曲を初めて聴いたのは「ジュリー祭り」。
PYGの曲の中で、ジュリーが唯一選ばれたのがこの曲。
あの日、ジュリーが歌われた曲に甲乙を付けることは出来ませんが、この“花・太陽・雨”は私の中ではベストに素晴らしかった

おそらく原曲のアレンジ通りのギターソロで始まるのですが、まだ外が明るい東京ドームの天井の継ぎ目がまるでカズさんのギターが呼び起こした雷のように現れ、満を持して重厚なジュリーのヴォーカルが響き渡る

はぁ~魂が抜けるほどの荘厳さ

更に、間奏のギターソロでジュリーはうっすらと微笑むのです

あれだけの大舞台で、まだ前半の折り返しすら迎えていないのに、ギター音に身を任せ心地よさそうな笑みを浮かべられるとは
さすがNatural born singer
私がカズさんだったらこのシーンは激リピです(カズさんじゃなくても激リピですが)

もうひとつこの曲が歌われたシーンで外せないのが「比叡山」。
ミッキー氏のシンセサイザーがフューチャーされたアレンジで、この曲の何とも言えない浮遊感にピッタリ。
ジュリーってよく男でも女でもある両性具有的魅力をうたわれますが、この時のジュリーはむしろ男でも女でもない妖精のよう
は~美しい

4月21日11:30~12:00にファミリー劇場で放送される『帰ってきたウルトラマン』の第34話『許されざるいのち』にこの曲が挿入歌として使われていますが、かなりあちこちで伝説として目にするほど印象的だそうで
私はまだ観た事がないので、どんなふうに使われているのか楽しみです