ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

ダホチャリ 福井9

2022-12-26 20:55:22 | 旅行

紙すき体験をするカレンさんを横に置いて、
紙すき職人の説明がまず始まります。

材料は、この卯立の工芸館の前に
干してあるコウゾ。



これを乾かした後、
特殊な棒でたたいて柔らかくし、
それを原料にしているとのこと。
水の中にそれらを入れ、
さらにそこにトロロアオイという
植物で作ったとろみを入れて完成。
よくかき混ぜて、
紙すきの装置ですくってゆきます。



7~8回くらいすくったら終わり。
下のすのこごと持ち上げて
乾燥台へおいてゆきます。



重ねておいてあるので、
端っこに糸を入れて、
上下区別しておきます。
完全に乾けば紙になるわけです。

とまあプロの人は速やかに
作業を進めてゆくのですが、
では初体験のカレンさんはどうか。
では頑張ってください。



フランス語なんで、
なんといえばよいかわかりません。



ジュテーム、とか言ってはいけません。
黙って見てます。
で、慣れない人がこれをやったら
どうなるかというと、
やはり表面がでこぼこした
紙になってゆきます。



ああ、そうかあ。
こうなったらあかんなあ。
5500円が無駄か、と思うのですが、
ここでプロの人が秘密の技を繰り出します。
ゴムでできたチューブを
膨らんだところに充てて、
多分軽く吸っているのです。
そしたら表面がならされて
平らになってゆくではないですか。



「お兄さん、いいものを見ましたねえ。
プロはふつうこんなことをする羽目には
ならないのですが、
こんな技もあるんだという事を
知って収穫ですねえ。」
と嬉しそうに言ってきます。
「やあ、ほんまやねえ」

カレンさんはさらに数回紙すきを
やったようです。
見学の人たちもやってきたので、
doironは退散しました。
聞くところによると、
こうして紙すきをした人には、
後日乾燥してできた紙が
送られてくるそうです。
フランスまで送ったのかなあ。
ええ勉強になりましたと、
卯立の工芸館を出ました。

またしばらく和紙の里通りを
進んで行きますと、
喫茶店とかもありますね。
もし自分で紙すきとかするんなら
また違った楽しみのある旅行が
ここはできそうなところです。

そんな通りの一番奥にあるのが、
パピルス館です。



ここでも安い金額で紙すきは
できるのですが、ここでは紙の
販売店をじっくり見ることにしました。

和紙というと、やはり水彩なんかだと
書きにくいかなあと思っていたのです。
でもねえ、和紙といってもいろんな
製作ができるようで、
2年くらい前に千住博という画家が、
高野山の金剛峰寺の襖絵を描いたのですが、
いろいろと紙に注文を付けて
描いていたという番組を
見たことがあります。
それが越前和紙の会社でした。

和紙も今風にいろんな材質のものを
作るんやなあと思ってみていました。
そしてもう一つ。
絵手紙展示館に行ったときも
資料の中で、越前和紙が
絵手紙用の紙を作っている
というのも聞いていたのです。

こりゃあ、昨日の宿泊クーポンで
気にいったのがあったら
買おうと考えていたのです。
店の中を色々と見て回りました。

すると、あるじゃないですか。
絵手紙用の紙も山のようにあります。
これは良さそうですね。
そしてほかにも、巻紙とかもありました。

これまで巻紙で友達に
手紙を出したこともあります。
また、あんなこともしようかなあ
と夢を膨らませましたね。

ざっと選んで、これを買おうと
レジに持ってゆき、



クーポンで払おうとしたら、
なんと「紙などの工芸品は、
クーポンで買うときは半額になります」
とのこと。
うわーこれはお得ですねえ。
ほんの少し前に新聞に絵が
掲載されたばかりなので、
もう画家気分で大量に紙を
買ってしまいましたとさ。



続く


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