普段は山友達であったり、
マージャン友達、飲み友達で
あったりするひとが、
ボランティアで子ども相手の
人形劇をされている。
たまに遊びに行こうと計画すると、
あ、その日は人形劇の練習で行けない
と残念そうに言ってたりする。
この前も、今度は人形劇をやるので
とか言っているので
そしたら一度鑑賞に行ってやれと
考えていたのだ。
そしてその日がやってきた。
土曜日の午後、場所はいつも通っている
図書館横の会議室。
予定通りその場所に行くと、
小さな子供たちも10人以上来ている。
それにつきそう親や爺さんばあさんも
ちらっといたので、
まあdoironの存在も変な感じではない。
若いお母さんばかりだと変ですよねえ。
変なおじいさんに見られたり
まるで人形劇を担当している
おじいさんがフムフムといるようやもんね。
安心して並んでいると、
検温等が始まり、そののちに
会場内へ誘導されて行きます。
なんかねえ、すこし前、広報で
子育てイベントを取材していたころを
思い出しますね。
なれない担当者が最初に出てきて
「今日は皆さん、お忙しい中
集まってくれてありがとう」などと
あいさつして、親御さんに
「子供は忙しくないやろ」
と突っ込まれていたのを思い出しました。
集団の真ん中の後方に席をとり、
眺めていますと、
絵本を読むイベントが始まります。
子どもたちは少しずつ前に
意識を持ち始めます。
そしてそのあとに出てきたのが、
知り合いの人です。
大きなエプロンを着てその中から
人形等を取り出してきます。
これがよく言ってたうわさの
「エプロンシアター」ですね。
いろんな人形がエプロンに
くっついていきます。
くっつくときには大きなジェスチャーで
片足を前に出し、
両手も広げて「ピタッ」と口に出して
表現してゆきます。
ああ、もう華麗なるエプロンシアターに
なり切ってますねえ。
何かをエプロンに貼ろうとすると、
思わずこちらも「ピタッ」と
言いそうになってしまいます。
何かに集中しようとする時に
あれだけ楽しそうに打ち込んでいるのを
見るとこちらも楽しくなってきます。
フーミン、ありがとさんです。
そんな出し物が終わると、
人形劇が始まります。
今日のお題は、三匹の子豚?です。
二匹の子豚はオオカミに
食べられてしまいますが、
最後の一匹だけは生き残るという話。
え~っと、ヨーコさんは音楽担当て
言ってたけどそうかなあ。
引き続きフーミンがやっているのかなあ、
幕裏を覗き込むわけにもいかず、
そんな妄想を働かしていました。
人形劇は、一匹生き残って
やれやれで終わるのですが、
二匹は死んでしまったんだよなあ。
その悲しみは救わなくていいの?
と後刻に聞いたら
「そうでしょー。こういう物語は
時にはとても残酷にできています」
との返事をいただきました。
そうかあ。
だったらそんな悲しい部分を排除した
人形劇を作ればいいのに~
なんて話したりしましたね。
それにしても皆さん、
毎日を生きていくうえで
様々なことにチャレンジしてはりますね。
そうですよ。
年を取ったからって
じっとしてちゃいけません。
毎日しっかり体を動かして、
楽しいことを見つけて
いかなくちゃねえって、
改めて感じた友達の
人形劇観戦でした。
皆さんかっこよかったよ~。
最高でした。