40歳からの早期リタイヤ計画

一生独身+賃貸暮らし、手取りの半分を貯め続けて早十数年。IDは怒髪天(JAPANESE R&E)から。

とある孤男の九州放浪 S

2015-05-04 22:04:10 | 09 旅・東京
宮崎や鹿児島が生まれて初めて。なので、今日行くところは全て、生まれて初めて。

日の出と同時に宮崎を立つ。
朝6時、小林駅で始発の吉都線を見送り、霧島高原へ。
今日こそは晴天かと思いきや、山を登るにつれて期待は打ち砕かれる。峠は3速でしか走れないほどの濃霧。韓国岳の頂上も見えない。そして寒い。
一昨日に続き、今日も峠でレインコートを着込む。

霧島温泉の祝橋温泉旅館が大当たり。前日、鹿児島市内の温泉(これがまた名前が霧島温泉。ややこしい)で偶然に見つけた、鹿児島県内の温泉紹介パンフレットで、朝6時営業開始とあったので、行こうと決めていた。
いい感じの鄙び具合、地元常連の爺さんが話しかけてくれるのもいい感じである。次回は泊まりに来たいくらい(宿の雰囲気は分からないけれど)。
ちなみにR223沿い。肥薩線・霧島温泉駅が近い(日南線・霧島神宮ではない)。

この後、鹿児島と宮崎の県境、ぎりぎり宮崎県の京町温泉でも温泉に入る。それにしてもこの両県境あたりには外湯がとにかく多い。下手するとコンビニより多いんじゃないか?

午前中に二つも温泉へ入ったためか、バイク移動のペースが遅れる。でも気にせず、道路標識だけを頼りに肥薩線のスイッチバックを探す。
大畑(おこば)駅。来訪者たちの名刺がたくさん(数千枚~1万枚超?)、あと夏目友人帳の聖地でもあるらしい。
次回の九州旅行でも必ず来るつもり。写真は後日アップします。

今日は霧島の温泉といい、大畑駅といい、いい意味での予想外に恵まれる。

霧島・祝橋温泉


大畑駅
 


そのまま人吉へ。途中、どうみてもただの杉の木×2としか思えない風景を写真に収める女子二人組を発見。これも夏目友人帳なのだろうか、アニメ見たことないけど。白泉社だというから花ゆめ?
一般に「アニメで土地を知る⇒聖地巡礼」という流れだとは思うが、自分の場合「旅行で訪れる⇒実は数年前にアニメ・ゲーム化されていた」というパターンもたまにある。昨年夏に行った白川郷/ひぐらし然り、今回の人吉/夏目友人帳然り。

人吉といっても、球磨焼酎くらいのイメージしかなかったが、観光客の多さに驚く。
種田山頭火の像があったり、駅すぐの神社が国宝だったり。ちなみに人吉の焼酎は米なんだとか。
そして肥薩線の歴史を知る。明治の頃、熊本から鹿児島・宮崎の両方を結ぶことを目的に(あと、海に近いと外国からの砲撃を受けやすいから)、敢えて不知火海沿いではなく山間部を選んだんだそうだ。でも今、この区間は一日たった5往復。人吉の町は完全に球磨川沿いであって、南北ではないようだ。

ここで既に昼過ぎ。天気朝から相変わらず曇り時々晴れ。朝からとにかく標高が上がると天気が悪くなり、峠を降りると天気が回復する、の繰り返し。球磨川沿いに遡ることも考えたが、この旅行で最も訪れてみたかった場所の一つを目指すことにする。

R267を脇目も振らずに出水まで。人吉から一時間半かけて着いたのは阿久根のAZ。以前「ドキュメント72時間」で放送していて、一度見てみたかったのだ。

「ドキュメント72時間」を見た人向けに、AZあくねがどんな店だったかという感想を紹介すると、まず、いわゆるイオンモールみたいなショッピングセンターとはまた異なる。
・端的に言うと、AZは、スーパーマーケットとホームセンターと中古車販売店を足した感じ。あくまでも買い物かごを持って/カートにに乗せて、会計は全て1つのレジで済むのだから、やはりスーパーだ(さすがに車は別会計です!)
・逆に無いものは何かというと、テナントが入っていない、ユニクロ、スタバ、マクドナルドがないのはともかく、ダイソーやキャンドゥも無い(←後で気づいて驚いた)。
・確かに醤油などの調味料や焼酎はやたら種類が多かったけど、別に全てが多種類かというとそうでもない気がする。
・値段は、少し安い(ような気がする)。ビールは、普通の店だと6本セットで割引するところを、1本でも割引後の値段にしている、ただし逆に言うと、AZでは6本セットで買ってもお得にならない。
・車は優に1000台くらい止められるのに、自転車・バイク置き場は20台分しかなかった。商圏の広さなのか、買い物量の多さ(車でないと運べない)なのか。
・一番驚くべきは、この店がバイパス沿い立地ではないことだと思う。全国どこでも、市街地を通り抜ける国道はバイパスができているが、ことR3の八代以南はバイパスがない(無料区間の高速がその役割を担っている)ので、片側1車線のR3沿いにバカでかい巨大スーパーが立っている。


ところで、阿久根駅にはブルートレインを改造した宿があるらしい。知っていたらそこに泊まったのに、と、八代まで北上してから気づくあたりがダメダメである(きっと既に満員だったかも?)。

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