ジョニー・デップ製作・主演
水俣病の存在を世界に知らしめた写真家ユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスの写真集「MINAMATA」を題材に描いた伝記ドラマです。
戦後の高度成長期、日本のあちこちで、公害病が発生していた。その一つが熊本県水俣市の新日本窒素肥料の水銀による水俣病です。それを取材した写真家を演じています。基本は写真家の伝記でありますが、タイトルにあるように水俣病による住民の被害がリアルに映し出されています。外国人の彼によって世界的にも状況を知らせることができた。水俣病患者の様子が映し出されると涙が止まらなくなりました。こんなつらい思いをして亡くなっていったのか。こういう状況を会社側は何とも思わず、隠そうとしていたこと。経営者はユージンを買収しようとしていたこと。明かされた事実、ジョニー・デップが取り上げ演じてくれて、当時を知らない人達にもこういう事があり、今でも悲惨な病に苦しんでいる人がいるという事を知るきかっけになればと思う。