「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<959>『チュノ』 ~チョルウンと言う男

2010年01月24日 | チュノ
 『チュノ』早くも、衛星チャンネル「アジアドラマチックTV」で、4月から放送する予定だそうだ。

 4月と言う事は、韓国での放送終了後すぐって事か・・・・

 確かスカパーで見れるんだよね?

 日本での放送が始まれば、多くのブロガーさんたちのレビューが読めるんで、自分勝手な解釈間違いをチェックできるw


 さて、前記事の補てんを・・・ 
  
 朝鮮王朝時代の最高統治機関は、「議政府(ウィジョンブ)」。

 この組織には、「領議政(ヤンイジョン)」「左議政(チャイジョン)」「右議政(ウイジョン)」の3人の最高権力者がいた。

 その一人、「左議政」のイ・ギョンシクは、ソヒョン世子の暗殺にも絡んでいるらしく、ソヒョン世子派の一掃を狙って、ソン・テハ(オ・ゾホ)の師匠イム。ヨンホ(イ・デロ)、そしてソヒョン世子の遺児、イ・ソッキョンの暗殺を娘婿ファン・チョルウン(コン・ヒョンジン)に命じる。
 
 
 その命令をためらったチョルウンは、投獄される。

 丙子胡乱後、清に人質として連行されたソヒョン世子を救わんと捨て身の特攻をしたテハとその部下たちだが、ソヒョン世子自らが無益な戦いをやめるよう命じた。

 テハらは、清兵に連行されるシーンが、確か2話あたりであった。

 この突撃の際も、チョルウンは保身の為、逃げ出している。

 清国は、多くの朝鮮人を捕虜として自国に連行しているので、ぐるくんは、テハがとなったのは、この時からだと思っていた。

 が、大間違い!!

 時は流れ、ソヒョン世子が亡くなってからの事だった・・・

 セヒョン世子の喪に服し、白い武官装束のテハ。

 つまり、この時まで武官として勤務していた事になる。

 イ・ギョンシクの陰謀で、公用米の横領の罪を受け、テハとその部下は壮絶な拷問を受ける。

 拷問に耐え切れず、部下クァク・ハンソム(チョ・ジヌン)は、嘘の証言をする。

 

 ハンソムは、下級官吏として生き延びる。

 

 罪人となったテハが、死罪となる所を救ったのは、師匠と仰ぐイム・ヨンホだった。

 死は免れたものの官奴となり、宮中の馬方仕事に従事していたテハだが、世孫(ソッキョン)を守って欲しいと言うソヒョン世子の遺書を受け取り、逃亡を決意する。

 

 チョルウンは、テハを逃したと言う理由で投獄される。

 義父の権力に逆らえない事を改めて悟り、チョルウンは、義父の指示に従い、行動を開始する。

 テギルの元親分でライバル業者となるチュノ師のチャン・ジホ(ソン・ドンイル)に協力を依頼し、自らイム・ヨンホを殺す。

 科挙武科合格して、テハとは同期のチョルウンは、共に訓練院に勤務していた。

 胡乱の際には危うい所をテハに救われ、いわば命の恩人でもあった。

 

 イム・ヨンホ邸に一歩遅れて到着したテハは、昔の友に師匠を殺した理由を尋ねる。

 チョルウンは、「お前は、いつも俺より一枚上だと思っていただろ? いつも俺を見下していた・・・それが、今日、俺がお前を殺す理由だ!!」と剣をテハに向けた。

 官奴となったテハを踏み台に馬に乗っていたチョルウン。

 それなのに彼の心の中は、テハに対する敗北感で満ちていた・・・

 
 獄から戻ってきた夫チョルウンにイ・ソニョン(ハ・シウン)は、脳性マヒの体に鞭打ち、必死にしたためた手紙を差し出す。

 しかし、チョルウン、一瞥しただけで、「何んと書いてあるのか、一つも分からない。」と冷たくその手紙をクシャクシャに丸めて投げ捨ててしまう。

 

 ソニョンは、政略結婚とは言え夫であるチョルウンを案じ、何度も何度も挑戦して書き上げた手紙に「お父さんと対抗しないで下さい。 本当に恐ろしい方です。」と、心を伝えようとしたのに・・・

 チョルウンは、「直接、話したらいい。」と言っておきながら、必死に話そうとするソニョンに、またしても「何の話なのか、一つも分からない。」と無情にもバッサリ。

 

 そのまま、出て行ってしまうチョルウン。

 一人残されたソニョン・・・

 権力の亡者イ・ギョンシクは、この哀れな娘を遠目に見守る。

 

 娘ソニョンに対しては、父親としての愛情は残っているの?

 でも、権力の為に、愛のないチョルウンと結婚させるから、こんなに切ない思いをしているんだよ・・・

 ソニョンがもし健常者でも、名家の子女は、どのみち政略結婚させられたんだろうけど・・・


 一方、義父の権力をバックに持ちたくて、ソニョンとの結婚を決意したチョルウン。

 ソニョンに対して、労りの愛情すら抱いていないのだろうか?

 出て行った先が、心許す女の所ではなく、「オモニ」の所ってのが、唯一救いか・・・?

 チョルウンのこれまで人を裏切ってでも守った「保身」の理由が、「母」の為だと思い込んでいるなら、それは一番許せない口実だ。

 いくら理由を付けたところで、「裏切り」を決意して、実行してきたのは自分自身だから・・・

 チョルウン自身、自分の卑怯さを一番、判っていているのかも・・・


 ソニョン役のハ・シウンさんの渾身の演技も高く評価を受けている。

 そして、もう一人チョルウンのオモニを演じているキム・ヨンオクさん。

 

 月・火ドラマ『勉強の神』では、ユ・スンホ君演じるファン・ペクヒョンの愛するハルモニを演じている。
 
 月~金までの連ドラ『みんなでチャチャチャ』にも出演しているし、週末土・日は、KBSから局を移し、MBCの『宝石ビピンパ』に出ている。

 すごい!! これぞスーパー・ハルモニw

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