「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

ひとりごと<95> ヒガンバナ

2005年11月01日 | つれづれ
 秋のお彼岸もとうに過ぎてしまった今頃に「ヒガンバナ」登場だ。/汗

 海の魚にも「ヒガンフグ」と言うフグがいる。

 「ヒガンフグ」たちは春のお彼岸の前後に産卵のため、浜や河口の汽水域などにに群れる。

 不思議なことに毎年、3日と狂う事無くやって来る。

 昔の人は毎日の生活の中で、ちゃんとこのような生態を観察していた。


 同じように「ヒガンバナ」も秋のお彼岸の頃、鮮やかな赤い花をつけるところから、この名を浴する事となった。

 今年は開花が遅く、お彼岸後に咲き出したように記憶しているが、どうなんだろうか?

 韓ドラの『チャングム』には、たくさんの植物が登場する。

 しかもそれほど特殊な植物とは考えていなかった物が、薬草だったりしたので以外に思ったりした。

 ひとりごと<93>のコメント欄で、里山の植物に詳しいルンバルンバさんhttp://blog.goo.ne.jp/yottanko/や韓国語の師匠masae-ssiとのやり取りのを通じて、「ヒガンバナ」を私なりに調べてみた。

 「ヒガンバナ」はたくさんの別名を持っている。 「マンジュシャゲ」「シビトバナ」などなど・・・・それだけ人の生活の近くにあって、目立った植物だったのだろう。

 他の植物達が命を吹き返す春に葉が枯れて休眠状態に入り(夏眠)、秋の開花後しばらくすると葉が出て栄養活動をするそうだ。

 確かに「ヒガンバナ」の葉っぱを見た事がない。 (花が咲いてないと気づかない素人だし・・・)
 
 漢名「石蒜」、ハングルでは「ソクサン」

 中国種の「コヒガンバナ」などには種子が出来るが、日本の「ヒガンバナ」は種を作らず球根で世代を繋いでいるそうだ。

 「ヒガンバナ」にはアルカロイド系の神経毒、リコリンなどが特に球根に含まれている。

 間違えて摂取したら、呼吸困難で確実に逝くだろう。 

 その毒性をうまく使って薬とするのは今の薬学の根本と変わりなく、催吐や去痰の為の薬として用いられたようだ。

 更にリコリンは水溶性なので、よ~く水で晒すと毒が抜けるため、「ヒガンバナ」の球根からデンプンを取り、食用とする地域もあるそうだ。

 ヒガンバナ科の植物には「キツネノカミソリ」や「ナツズイセン」があり、同じような毒性があるそうだ。

 今までは本当に何気なく「あ~ヒガンバナが咲いてる~」と指差す事ぐらいで終わっていたが、来年は側に寄り、じっくり観察してみようと思っている。 

 
 

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2 コメント

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ヒガンバナ (ルンバルンバ)
2005-11-04 17:19:04
ぐるくんさんへ



リンクしていただきありがとうございます。



ヒガンバナは韓国でサンチョ(相思華)とも言うらしいです。これはブログで得た知識です。日本にも別名があるように韓国にも別名があるのですね。



ヒガンバナは花の時期に葉っぱがなく、花が終わってからにょきにょきと葉っぱが出てきます。このことから「花は見ることのできない葉のことを思い、葉っぱはやっぱり見ることのできない花のことを思う」という意味で「相思華」と呼ばれるそうです。いい話でしょ。これを聞いて韓国の人も日本人と同じような感性を持っているんだなと感じました。



ちょっと不吉な感じのする花ですが、群生していると綺麗ですよね。



それからひとつ質問ですが、このあたりはこれから紅葉シーズンに入りますが、沖縄では紅葉とかそれに近い現象とかあるのでしょうか。教えてください。
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相思華か・・・ (ぐるくん)
2005-11-05 14:10:52
 ルンバルンバさん、素敵なお話をありがとうございます。

 ヒガンバナの花と葉は会うに会えない関係なんですね~ 切ない恋人同士の想いを代弁してくれているような・・・・



 申し訳ない!!私は現在神奈川県に生息しております。 沖縄暮らしは、今でも忘れられないのですが、昔の思い出話となり果て・・・記憶の風化を防ぐためブログに綴っております。/汗



 なので記憶の糸をたどって沖縄の秋を思い返すと・・・ウ~ン・・・「紅葉」の季節は無かったような・・・

 石垣島では、11月に入るとやっと秋めき、さとうきびに銀色の穂が出揃い始めます。 ポインセチアは鮮やかな紅色となり、トックリキワタがまるで桜のように見事に咲き誇ります。 で、1月にはカンヒザクラやツワブキ、リュウキュウスミレも開花してたので・・・・

 今度改めてリサーチしてみますね!



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