たとえこの身（実）は滅んでも

朝の畑
八ヶ岳は白く頭に帽子をかぶり
いよいよ冬の到来を思わせます
長いこと身を付けて
たくさんの自然の恵みをくれた野菜たち
ありがとうの気持ちで片します
この根っこ
すごいでしょう
茄子の実をどれだけつけてくれたことか
ありがとう
トマト
枝葉は枯れてもなお
実を付けて
薄日の日差しを受け
まだ赤く成ろうと頑張っている
ありがとう
茄子は
今日終わりの日です
トマトはあともう少し
露地では
青梗菜　パセリ　ビーツ　水菜　わさび菜　野沢菜
大根　かぶ　・・・・
頑張ってくれています
ありがとう
あなたの実（身）はたとえ滅んでも
のちに次なる世代の物たちが残り
誰かのために成ってゆく
人も野菜も同じ
この身の存在が
のちに誰かに　
何かを伝える
素晴らしき自然の摂理

心から感謝し
物言わぬ者たちから学ぶ

ありがとう

日めくりより
喜び有れば憂いあり