あかまど(仮)

net初心者で自称ソフト技術者。Gamer属性。netは人の望み?それとも?

理力の杖。

2007-05-04 10:22:53 | cyber
脳インターフェイス話(参考)の続報です。
ITmedia: 脳波で光るライトセイバー 来月日本で初公開

見出しのライトセイバーは別の企業のものなのですが、先日のEmotive Systemsの話も記事後半で触れられてて「来年発売、18個のセンサー、Wii用ほか、格闘ゲーム、感情を拾うものであって直接操作するものではなさげ」とかいう情報が出てきてるようです。

ライトセイバーの方はNeuroSkyという会社のものだそうで、試作品が2007/06/28に東京ビッグサイトで見られるようです。
ダースベーダーのヘルメット内でセンサーが感知した脳波を無線でライトセーバー(剣)に送る仕組み

とのことなのですが、これは「センサーにある程度の体積が必要」だとか、「それを逆手に取って大きさがあっても使いたくなる(?)デザインに落ち着けた」とか、「だからライトセイバー」にしたとか、読み取れたりします。実際どうかは不明ですが。
あとは、「医療用センサーが元になってて、センサー自体は約20ドル」とかいうあたりが目を引きます。20ドルだとマニア向けオモチャとしては充分すぎるほど成立すると思いますし、これが2ドルとかになるとたぶん「ハズしても話題になれば勝ちだからとりあえずつけちゃえ」が始まりそうです。
原理とか全然知らないので多分にあてずっぽうですが、世の中のエネルギーが集中すると、こういう技術開発、コストダウンはとんでもない速度で進む気がします。

このライトセイバー自体がヒットするかは、微妙(というかどちらかというと否定的)な気もするのですが(今、あるいは数ヶ月とか1年とか後で商品化というタイミングでのダースベイダーデザインのマスクの需要が疑問)、どんな形であれ、目に見えるバイオフィードバック機器、心の可視化技術が家庭が入ってくる(それが製品とか技術にフィードバックされる)というのはインパクトが大きいような気もします。

おもしろそうではあるのですが、具体的にどんな形になるとおもしろいかは何とも想像力が追いつかなかったりします。

逆に、これがディストピアの入り口になったりする可能性は、戦争をやりたい人が増えてる現状では、結構具体的に見えたりもします。
「集中力を付けさせるために特区の小学校で試験採用!」あたりから始まって、「効果が上がったので教育機関で順次採用」、「経営者が支持、サービス業や工場で採用」、「犯罪抑止効果が期待されて、外出時はピポサルヘルメット(仮)の着用が義務化」とか。えらい人は交渉に不利になるのでつけなくておっけーです。

フィードバック機器が普及することで、マインドコントロールとかの技術や、バベルの塔の催眠ランプみたいな精神系の兵器開発も進みます。逆に、防御するためのセルフマインドコントロールだとかの技術も発展して、表情筋が退化したりとか、感情をコントロールできないことが無作法と見られるようになったりします。
機器の技術と個人の利用技術が上がってくると、電光表示なり直接電波とか導体を通じて会話できるようになるので、声帯を使う機会もなくなって、声を出すのが特殊技能になったりしそうです。

…ああ、やっぱりおもしろそうです。
うれしいかどうかはともかく。

まぁ、だいじょぶです。むこう5年ぐらいに起こる話じゃないです。たぶん。
10年後は知りませんが。


参考:
あかまど(仮): ゲーム用脳インターフェイス。

Diska


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