あかまど(仮)

net初心者で自称ソフト技術者。Gamer属性。netは人の望み?それとも?

Apple Seedの映画。

2006-12-27 04:09:35 | tech
夜中にテレビをつけたらApple Seedの映画(たぶんこれ)をやっていた。
話は途中からだった(し、ちゃんと起きてなかった)のでコメントしないけど映像がすごい。

久しくちゃんとアニメとか映像作品見てないのでズレたことを言ってる気はするんだけど、「Stand Alone Complexのオープニングのテンションで、トゥーンシェードで全編作っちゃいました」という感じにすごい。

全編3Dっぽい。
っぽい。多分、実際には全編3Dじゃなく、シーンごとに書き割り背景みたいな2Dっぽいものと光学合成?したりとか、人間とか顔のモーションキャプチャのとこは手で補正してたりとかするんじゃないかという気もするけど、とにかくアニメの映像的に「完成」されてた。馴染んでた。フレーム数も基本的に秒あたり8から12フレームぐらいで、アニメっぽい視覚に合わせてたと思う。
人間の演技としては過剰だったりするのかも知れないけど、アニメ映像的によく馴染んでた。

2004年作品らしい。
こんなものが2年前にあった、というのはちょっと衝撃。

KimI

ピコルド。

2006-12-26 20:38:06 | Sound Horizon
2006/12/25, 2006/12/26付けで、幻想楽団【Sound Horizon】及び、同楽団を主宰する音楽家【Revo】の公式webサイトが更新されてました。

以下、本日or明日→気まぐれに更新してゆく可能性を孕みます...
だそうなのですが、12/26 20:23現在:

Revoからのクリスマスプレゼント。
聖なる夜が紡ぐ3和音の調べ『ピコルド』
今宵、君の元へ首刈りサンタがやって来るぞっ!ヘイッ!

ということで、ダウンロード曲が公開されてました。
ピコルド……。Picoアレンジ(参考)の『Yield』でした。
「ぱらら らった らったった ぱらら らった らったたっ」。
次回作は同人ショップのみ発売の3rd Pleasure CD『Pico Magic Revo.』?

Diska

科学教。

2006-12-22 17:40:15 | pre-sci
「ちょっといい話」です。

gooBlogトレンドランキング: 視点・論点「まん延するニセ科学」

NHKの視点・論点と言う10分帯の番組がYoutubeにUpされてて(間接的リンク)、それがBlogとかで話題になってるらしいです。
聞き取って文字化した人の記事にも注目が集まってたり、そのエントリに講演者本人の名前で好意的なコメントが寄せられてたりとか、突っ込みどころがいろいろあって興味深かったりもします。

Youtubeは基本的に使ってないので、コメントが全部エイゴなのが不思議不思議なのですが、ほとんどが好意的なコメントなようです。

「キクチ氏は正しい!」、「ゲーム脳は間違っている!」。

なるほど、キクチ氏は正しいようです。科学とか教授とかのパブリックイメージとは、「正しい!間違ってる!」を決めてくれるものなようです。

「ちょっといい話」です。

くすくす。
さあ。
わたしもBLOGに書いて布教布教。

Diska

ソフト屋。

2006-12-22 08:39:31 | ことば
カルドセプトサーガ(参考:カルドセプトサーガ不具合情報)の問題は、「カルドセプトで遊びたい人」が作ってなかったせいだ。
開発者も、テスターも、誰も実際には「遊んで」なくて、「なにはともあれテストは通せ(参考:伽藍とバザール)」だったのだろう。
だから、誰も普通に遊べないソフトが完成したのだ。
乱数生成の仕方なんざ知らなくてもいい。
乱数に偏りがあることに気が付くだけのゲームへの興味と、そのまま出荷したらまずいだろと思うだけのゲーマーとしての良心があれば文句はない。

個人的な悩みや、必要とかじゃなく、テストケースに最適化した工業製品。
プレイヤーじゃなく、マーケッタやディレクターに最適化した工業製品。
最近は昔ほどゲームやってないけど、文字通りに「遊べない」ゲームに当たることは、昔より増えてる気がする。

ソフト「屋」の資質って、
・自分が解決したい問題を抱えてたり
・他人の問題に共感して、自分の問題にできたり
・どうでもいいことを、おもしろがって自分の問題にできたり
することなんじゃないかと思う。
ソフト屋が足りない、というのは本当かも知れない。

ぼくはソフト屋を名乗れるだろうか。今はあんまり自信がない。

KimI

Opera for Wii beta。

2006-12-20 19:48:43 | Opera
Opera for Wiiのβが2006/12/22リリースだそうです。
前の発表から特に変更はないようですが、いろいろ確定してます。

Opera Press Releases記事からリンクのある任天堂USの記事とか、ITproによると、

・2006/12/22に出るのはβ(tryal version)で無料配布。
・製品版はWiiChannelから500Wiiポイントでダウンロード販売される。
・ただし、製品版も2007/06いっぱいは無料。
・製品版のリリースは2007/03末リリース予定。

ということです(Opera Press Release中にリンクのある「ダメダメな感じのオフィシャルコミック(の忍者の勘)」によるとリリースはSpring)。


まだWii自体買ってないどころか現物を触ったことも見たこともないわたしが言うのもかなりアレですが、「光ファイバーの速度でWiiRemoteな、身体拡張としてのネット」とか、「後ろめたくないインターネット」とかいうあたりが、受け入れられるのか、需要があるのか、需要は生まれるのかが、かなり興味深いです。
新しすぎて「次回作に期待」になったものはいっぱいあったような気もしなくもないですが、今回はアタリな気がしてます。
文字入力が面倒という「属性」がどう働くのかは、期待と不安を持って注目したいところです。


SlashdotJとかで「でもOperaの知名度は上がらない」とか言われてるようですが、「Operaロゴの認知度が上がる」ことは疑う余地がないように思います。
うっかりすると、

「IEアイコンを見て『インターネット』だと思う人」
より、
「Operaロゴを見て『インターネット』だと思う人」
が多くなる

かも知れないぐらい、すごい話だと思います。
ブラウザなんて言葉を知らなくても、「赤いOの字はネットの入り口」という認識が正しくなったりする気も。


参照記事:
Opera Press Releases: The Opera browser for Wii launches just in time for the holidays
任天堂US: Free Opera browser connects the world to Wii
ITpro: 任天堂,Wii用Webブラウザ「Opera」のベータ版を無償提供へ


追記(2006/12/22 19:30):
日本語記事が続々。
BBwatch: Wii向けブラウザ「インターネットチャンネル」お試し版利用レポート
詳しいです。論調は好意的な気がするのですが、「メモリの制限が厳しい」というのと、「全ユーザー共用なのが難」というあたりがかなり痛そうな印象です。WiiとOperaが大嫌いな人は、重くて認証が厳しいページを作るとよいようです。
Cnet: 任天堂、Wii用にOperaブラウザベータ版を提供へ
同ブラウザは、いずれ「Nintendo DS」にも対応する予定。」とあります。ソース不明、信用度不明。DS版の現バージョンでは電源切るとクッキーとかは全部忘れるようですが、ブックマーク持ち込みとかは(どんな形かはともかく、理論上は)可能なのかも。パーソナルデータがDS側に持てるなら、Wiiは一家に一台。DSは一人一台とか。Wiiから無線でDSにログインとかわけのわかんなさげな認証もおもしろそう?

Diska

Opera9.10リリース。

2006-12-19 02:22:12 | Opera
2006/12/18付けで、Opera9.10が正式にリリースされたようです。

Opera Press Release: Opera Introduces Fraud Protection, Powered by GeoTrust and PhishTank: New release expands Opera's commitment to secure browsing

長い長い長い長いタイトルのプレスリリースです。しかも、「最新版がリリースされた」ということを理解するまでに5秒くらいかかる気もします。


何も考えず上書きインストールしたのですが、いまのところ、すごく普通に動いています。

ニホンジンには注目度が高いと思われる「2ch問題(まとめた情報がどこかにあるのか知りませんが、これとか)」も従来どおりの操作感で互換性もバッチリ……?……それはダメなのでは……。


個人的に懸案事項だった、Phishing対策は、結局デフォルトではオフになってるようです。アドレスバーの右端に「?」ボタンが追加されていて、オフにしておいてもこれを押すと信用度データベースに問い合わせできるようです。

「デフォルトオフで、フィッシングに掛かる人に効果があるのか」とか、「統計処理(プレスリリースのAbout PhishTankに説明があります)だったら、DBへのフィードバックで風評を流す攻撃とかへの対策は理論上可能なのか」とか、「Googleみたいに個別処理も併用するなら、Operaのある全言語、全文化圏で公平公正な評価が可能なのか」とか、まだ、激しく疑問はあるのですが、デフォルトオフで、オンにする操作に抵抗感があるおかげで、わたしは当面抵抗無く使えそうです。

こういうデータベースって、アメリカとか中国とか安倍政権とかGoogleとか、その他暴力集団とか圧力団体とかから、理論上でも中立でいられる道理があるえるんでしょうか。そもそも、それを目指すことを期待するわたしが反社会的?

アクタ共和国憲法(?)の「どんどん密告すること」とか思い出すのです。


参照記事:
Opera Press Release: Opera Introduces Fraud Protection, Powered by GeoTrust and PhishTank: New release expands Opera's commitment to secure browsing
Opera Destop Team: opera 9.10


追記:
日本語のプレスリリースも出てました。やっぱりタイトルが長い……。
Opera プレスリリース: Opera、GeoTrust と PhishTank のテクノロジーを利用した、フィッシング防止機能を発表: 最新リリースでは、セキュアブラウジングをさらに強化
時差(?)があるのか日本語のOperaホームページからだと現時点(2006/12/19 02:30)では9.02がダウンロードされるようです。じき更新される気もするのですが、プレスリリース中のリンクか、下のリンクみたいのから落すのが無難かも知れません。
Opera
アフィリエイトってgooBlogアドバンスじゃないとまずいのかしらー?というかそもそもOperaアフィリエイトって無料化されたいま意味あるのかしらー?

Diska

Winnyに関する妄想。

2006-12-12 11:55:31 | web
法律とか、利権とか音楽とか映像とかに付いては門外漢であるので、一ソフト屋、一PCユーザーとして、散文的なしかコメントできないんだけど、発言する権利ぐらいはあると思う。

asahi.com: 「ウィニー」開発者公判、13日に判決 京都地裁

判決は明日?現時点ではもう結論は出てるけど公にされてない状態、だと思う。


口にすることすらリスクを負うような話題になってる気がするんだけど、敢えて言えば、ぼくは

・Winnyの姿勢には賛成
・いまのWinnyはハイリスクで面倒
・Winnyはインストールはしたことがある
・いま使うのはアブなそうだし、侵食されていいマシン用意してまで欲しい物もないし、違法性がグレイな気がするので実は使ったことがない


PCリテラシとかセキュリティお構いなしな層に普及させたのは、ぼくの理解では「ねっとらんなー」誌。そして、違法性を匂わせ、定着させたのも同誌。いずれも、必ずしも開発意図に反したものでは「ない」とぼくは考えているので、「ねっとらんなー」は好きじゃないけど、これを咎めるつもりはない。


政治には興味がないけど、コイズミ内閣で何か仕事してたアベとかいう人が、Winnyを名指しで「使うな」と言ったのは印象に残っている。
当時の資料は探さないけど、「使うな」。ソフト屋の良心としてはここは「use it by your own risk」なんだけど、彼はソフト屋でないから、それ自体は酌量の余地はあるのかも知れない。ただ、ぼくの理解では当時、開発者の違法性は確定してなかったと思うし、アベ氏が断定したことで逮捕したり拘留したりする人達が勇気付けられたことは疑う余地がない。

「国益のため」、「超法規的な措置」として、内閣が特定の個人やソフトを規制するのは、ぼくは、アリだと思ってるけど、「超法規的」であることを明確にせず、「何となくえらい人のお墨付き」としてやったのは、最悪だったと思ってるし、当時はそれなりに好印象だったアベ氏がどういう人間なのか理解する良い機会だったとも思う。
正義は法律になく、自分にのみあって、自分が力押しできるところは力づくで解決しようとする、言うなればアメリカ大統領になりたい人で、それが正義にせよ悪にせよ、「トップに立てば手が付けられない」人だという確信を持ったのはその時だった。正義も真実も結論も、その血の中にしかなく、議論は論破するため、法律は行使するため。


金子氏のことはニュースに載ったようなことしか知らないけど、著作権に挑戦しようとしたというのは本当だったんじゃないかと、ニュースが伝える範囲では、思う。著作権のあり方が裁判で「議論される」なら、自分が悪役というか被告となってもいいと考えていたと、ぼくは認識してる。

メディアを通してしか知らないから、印象でしか言えないけど、拘留中にセキュリティホールが見つかって、しかもそれを修正する機会を与えられないという事態は予想外だっただろうと思う。著作権侵害をする気はあっても、自衛隊の機密情報が流出するなんてことは、いろんな意味で期待してなかったと思う。
著作権の議論が起こることに人生の一部を賭けていたのに、「何となく危ない奴」、「ハイリスクハイリターンのアングラの香り」、「セキュリティホールだらけのザルソフト」、挙げ句には、「やっぱりApple Music Storeが安心だよね、MediaPlayerでいいや」、「音楽はプロに任せて、素人はお金出して買うものだよね」、「演奏なんてプロがやるもので素人やるのは時間の無駄」、「下手なら歌うな。金にならないなら歌うな」と言った空気になってしまっていまいか。



「現時点でのWinnyによる情報流出の責任」を求める相手を挙げるなら、

・セキュリティホールを知らなかったり知ってて使ってたユーザー
・影響を理解せず、あるいは理解した上で拘留を続ける人達
・ちょっと前の内閣官房長官

であって、

・作者の金子氏ではない

ということは、少しでもコンピュータリテラシがあるなら、30秒でも考えてみれば同意できると思う。


でも、世の中の人の半分以上は、今回判決が出ても、

「ああ、諸悪の根源に正義の鉄槌が下された。世の中は荒れてしまったけど、これから良くして行こう」

というエンディングを見るだけ。
倒されたのが実はぼくらのために戦ってた人で、ぼくらの世界のトップが事件の黒幕だったという驚愕のどんでんがえしには、番組が終わっても気が付かないのだ。


強権あるいは権威をもって、「著作権」の問題を「セキュリティ」の問題にすり替えて、世論を操作しているのだとしたら、手腕として金子氏よりアベ氏が一枚うわてだったというところだろうか。

そんなに優秀な人じゃない?
まぁ、取り仕切る大幹部の裏には、さらに最後まで顔を見せない黒幕が潜んでたり、大魔王を操ってたのは小動物の自縛霊だったりするのもお約束。


意外に早く黒幕が表舞台に登場する、意外な判決、意外な展開にちょっと期待したりしてる自分もここにいる。


参照記事:
asahi.com: 「ウィニー」開発者公判、13日に判決 京都地裁


追記(2006/12/13 01:00):
パッチを作らせないって気分は、「レクター博士を牢屋に閉じ込めるだけじゃ不安で目隠ししたり拘束衣着せずにはいられなかったり」とか、「ラフノールのエルミに死人苔植え付けずにいられなかったり」とかいった気分かなのなぁ。

追記(2006/12/13 01:00):
結果は
ITmedia: Winny開発者に有罪判決
P2Pファイル交換ソフト「Winny」を開発し、著作権法違反(公衆送信権の侵害)ほう助の罪に問われていた金子勇被告の判決公判が12月13日、京都地裁であった。氷室真裁判長は罰金150万円(求刑・懲役1年)の有罪判決を言い渡した。

とのこと。うっわー。微妙な判決。どっちからも不満がありそうで、でもどっちも引くところかも知れない三方一両損な感じ。
支援者の寄付が溜まってるはずだから150万は別に痛くないしパッチ当てられるなら嬉しいけど有罪という結果は憂国のソフト屋的には痛くて、Winnyにダメージ与えたい利権者としては有罪は嬉しいけど拘留が長引かない(判決を受け入れるなら?)とパッチ当たっちゃってWinnyが使いやすくなる可能性が高いのは痛くて、裁判所的には軟着陸成功したけど、いろいろフラストレーションが溜まりそうで痛い、というように見える。
ちょっと司法を見直しちゃったけど、楽天的過ぎるかなぁ。
これで収まらない気はするけど、今後の動きは現状の現実とか法律知らないので、読めないけど、争点があいまいになってもパッチ当てるチャンスに賭けて泥かぶってる印象だから弁護側は受け入れるかなぁ。いや、有罪だとパッチ出すことに因縁つけられるか?
予想してるとボロばっかり出るのでこの辺にしとこう。

とか言いつつもひとつ追記(2006/12/13 11:00):
アベ氏発言の記事結局読み返したので一応リンクしておく。現時点ではGoogleとかで「安倍 Winny」とかすればすぐ見つかる。
Cnet: 安部官房長官が国民に異例の呼びかけ--「パソコンでWinnyを使わない」。安倍氏発言の記事。よく間違われるのか公式サイトは「あべ晋三」。ぼくもよく間違うので基本的にカタカナ表記。
Cnet: いよいよ判決--Winny事件の経緯を振り返る。Cnetお馴染みのトラックバック集め目的っぽい特集記事(と言うのか?)発見。トラックバックも含めて結構膨大なボリューム。

こんどこそ最後の追記(2006/12/13 22:25):
gooNews(asahi.com): ウィニー開発者に罰金150万円の有罪判決 京都地裁。「金子被告は控訴する方針。」だそうです。

いやもう何も言わずに追記(2006/12/14 03:00):
Cnet: Winny裁判、罰金刑は重いか?軽いか?--自己矛盾を抱えた判決。法廷を傍聴してた人の記事。この人の描く通りのストーリーだったのだとしたら、正しいか正しくないか、誰が得をして誰が損をするかわからないけど、ぼくは「裁判長ぐっじょぶ」としか言いようがない。良心とは裁判長のためにある言葉。伝え聞く範囲では、この裁判、検察側はもちろん、弁護側も良心とは別の尺度で働いてる感が強かった。いや、元々システム上それで正しいのかも知れないんだけど。

KimI

メディアは1日10時間。

2006-12-11 11:59:14 | ことば
メディア利用時間は、週72時間。1日10時間強。

Cnet: 10代の電子メディア利用時間、週72時間--米調査

おおお!?アメリカンティーンはネット漬け!?

と、思ったんだけど英文見ると、ニュアンスがかなり和らぐ。これはのべだ。起きてる時間全部ネットしてるという話ではない。
英文で記事書くときは一段落に1つの話題しか入れちゃいけない(らしい)ということを前提に考えれば一目瞭然。要するに、元記事の
According to a study released this week, Americans aged 13 to 18 spend more than 72 hours a week using electronic media--defined as the Internet, cell phones, television, music and video games. Because teens are known for multitasking, their usage of devices can overlap.
のBecause以下は、
「10代の若者は同時に複数の作業をこなすことで知られることから、電子機器についても複数の機器を同時に利用している可能性がある。」
という訳だとニュアンスがちょっと違ってくるのだと思う。たぶん文字通りで正しいと思うんだけど、原文の意図は

「とはいえ、10代の若者は同時に複数の作業をこなすことで知られており、電子機器にに関するこの統計についても、複数の機器を同時に、「ながら」利用している可能性を考慮に入れる必要がある。」

ぐらいにくどくどとした書き方をした方が、日本語で日本の記事を読む日本人には、正しく伝わるように思う。英文の段落中のBecauseは強烈に弱いニュアンスであって、Because以下で新規の話題を出すことは許されておらず、その段落中の主題の捕捉以外ではありえないのだ。英文的に。


ということで、これは「のべ」の時間の話。
具体的に言えば、この統計が話題にしてるのは、

「XBOX360でゲームしながら、BGMはHDDから勝手に選んだMP3トラックを再生しながら、VoiceChatしながら、PC(かポータブルなそれ系デバイス)でコウリャク情報調べつつ、横に置いてあるテレビでアニメを音消して見てる」

ようなことを1日たったの2時間してる中学生なのだ。しかも、1日2時間きっちりゲームしちゃったら、もうほかにはコンピュータに触りもしない、テレビも見ない、音楽も聞かない、電話もかけない、中学生の話なのだ。

「iPod聞きながら、ネットサーフィンしてる横で、新着サポート依頼メールを気にしつつ、社内LANでテキストチャット」

を週5日x7時間してる日本の会社員なら「20代の電子メディア利用時間、週140時間」とかいう結果になるのだ。いや、文字通りフルタイムでそんなことをしてる奴もいない気はするけど。


とはいえ、人間の帯域幅のメディアへの接触率がインターネット以前より高いという漠然としたデータは多分意味があって、この記事は
「同調査結果によると、彼らが1年間に衣類、外食、自動車、映画鑑賞、携帯電話に費やす資金の総額はおよそ1950億ドルだという。」
とかいう言い方をしてることから考えても、これは「あこがれのアメリカンなライフスタイルを紹介してみました」という記事じゃなく、「だから広告にお金を使いましょう。テレビや町中のポスターもいいけどnet広告は安いですよ(そのおりには私どものCnetのご検討を...ぼそ)。」という記事なのだ。


参照記事:
Cnet: 10代の電子メディア利用時間、週72時間--米調査

KimI

ロボットの生息圏。

2006-12-07 16:01:14 | tech
先日の記事「網に入れば網に従え」の続き。
今日は「いかにもWikipediaから持ってきた記事とYoutube上のリンクを集めた記事」を発見。ノイズが少ない分、幾分人間の手が入ってる気がしなくもないけど、やっぱりちょっと気分が悪くなった。

とコメントを追記しようとしたとこで気が付く。

この方向でも人間のためになるサイトというのができたりとか、既にYoutubeを知らなかったり検索語を駆使する能力がない人にとっては役に立っているんじゃないのか。さしあたってぼくが見たサイトはアフィリエイト目的以外のものには見えず、個人的には「無意味」、「邪悪な検索ノイズ」以外の物ではなかったけど、XML-RPCなんかのインターフェイスがある以上、昔クリッピングサービスとか呼ばれてたような機能をローカルPC等に作っておいて、入力は「どこぞのサーバ」のRSSフィードサービス、出力はBLOG上に展開する、というのは、多分アリなんだろう。

ケータイ系の、入出力が貧弱なデバイスで使うことを考えれば、やや次元の高い検索を行う手間をロボットに任せるというのはそれなりに価値が増す場面もあるのかも知れない。

一方で、ぼくのこの気持ち悪さは「BLOGは人が書いてるもの」、あるいは「BLOGは人がが書いているべき」という先入観から来てるのだと思う。
「自動生成の煽りにマジツッコミを入れるリスクに怯えている」とか、「世界最初のチューリングテスト成功例『イライザ』に騙された人を滑稽に感じている」とか、そんな言い方もできるかも知れない。

技術屋的には「なぜわざわざBLOGで」という感想もあるけど、「そこにBLOGがあるから」というのは回答になるだろう。ネットが危険であればあるほど、セキュリティ知識が増えれば増えるほど、サーバ管理は面倒、と感じるはずだ。ちまたのBLOGは、サービスいろいろあるけど基本的にタダだし、サーバ管理不要だし、入出力可能だし。

「BLOG検索を、他人の意見を集めるために使う人間」が間違っているのか、あるいは、「自己評価を上げ、放置すればリソースを食い潰すまで増殖を繰り返すであろう、バーサーカーのようなロボット」が間違っているのか。
そもそも「間違ってる」という考えが間違ってるのかも知れない。
それはそこに存在してるのであって、真偽とかの問題ではないのだ。

SD誌で見たPlagger記事(Software Design 2006/10)は斜め読みだったけど、近い将来、GUIベースで誰もがBLOGを自分用メモどころか自分用秘書の出力装置にするような時代が来るのかも知れない。あるいは「それに既に名前が付いている」ことから考えて、もう来てると考えるべきのか。
いや、そもそも出力をBLOGにしなくてもいいし、そういう使い方が確立する頃には出力先はBLOGとは呼ばれない気もしたり、そもそも生成もサーバサイドでやりそうな気もするけど。

それでもおもしろさより気持ち悪さが先行するのは、ぼくがBLOGに住んでるからかも知れない。力は個人に属するべき物、と信じてたけど、いざロボットを非技術者達が手にする可能性を目にすると、ちょっと悪寒がしたり、趣旨替えしたくなってきたりする。とは言え、既にそこまで来ていて、恐らくは誰にも止められないのだ。
最近、SPAMMERが100ドルPC配布された途上国の人をCapcha突破に雇うなんてストーリーもあった。
システムが主役。ロボットがボス。パターン認識パーツは奴隷化した人間。
アンドロ軍団を思い出した。
キャシャーンの登場に期待するべきか、あるいは人の幸福はマトリクスに任せるべきか。

KimI

小犬のPleut。

2006-12-06 12:54:52 | Sound Horizon
Sound HorizonのCD「Roman」に、Pleut(ぷるー)という犬が出てくるのですが、わたしなんかだと、「プルー」と言えば「みんなのうたの『小犬のプルー』」を思い出さずにいられません。
ネットを歩き回っててもだれも言及してないあたりに世代間ギャップを感じたりする今日この頃ですが5年ばかり前に出たCDにも収録されてるみたいですし、何度か別バージョンで放映されたりもしてるみたいです。いたちごっこのタイミング次第ではYoutubeで映像も発見できそうです。

プルーっていうのが実はフランス語で「雨が降る」とかいう意味らしい、というのはRomanがらみでネットサーフィンしてて初めて知りました。プルーって変った名前だなぁ、と思ってたのですが、積年の疑問がひとつ解消。いえ、ハズレかも知れませんが納得力はあります(追記:2006/12/08 フランス語辞書の読み方とか活用がわからないので判然としないのですが、「涙」じゃなく「雨が降る=rain」の方が正しいみたいです。元の形は動詞のpleuvoirでその活用。pleurerが「泣く=weep」という意味で、辞書で近いところにあったのでどこかで勘違いしたみたいですがその追求は無意味っぽいのでしません。SHのは歌詞カードにしっかりPleutと書いてありますし、澪音=rain、の文脈からしても「雨が降る」の方が正しそうです)。

みんなのうた的には、たぶんSHの曲は軒並み長すぎるから組み立て直すことになると思います。「星屑の革紐」はフランス語ばりばりなのがどうアレンジしてもはずせなさそう(サビでharnesと姉で押韻したり)なのがアレですけど、韓国語まじりな歌とかもあったみたいですし、ありえなくもないようなそうでもないような気もしなくもなかったりします。「美しきもの」とか「天使の彫像」あたりは充分アリな気がします。彫像といえば、じまんぐ系で「魔法使いサラバント」とかも似合うかも。

よくわからない妄想終わり。


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Diska