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あかまど(仮)

net初心者で自称ソフト技術者。Gamer属性。netは人の望み?それとも?

電子回路を描くDNA。

2009-08-23 10:00:56 | cyber
電子回路を作るDNAだそうです。

SlashdotJ: IBM などが DNA を用いて半導体回路を作る技術を開発中

正直なところ、理解できてるかあんまり自信がないのですが、何かすごそうです。
記事中リンクのある英文の方をちょっと見たのですが、どうも「DNAがたんぱく質を組み立てる仕組みを使って基盤に線を引く」、「それを使ってカーボンナノチューブで回路を組んでいく」という「基礎技術が研究されている」という話のようです。

カーボンナノチューブを作るDNAとかあったら便利そうかなとか思うと同時に天然CNTが生物的に作られたら石綿どころの騒ぎじゃなくなるかなとか妄想してみたのですが、記事中にはカーボンナノチューブを「作る」という話はないです。DNAが足場を組んで、その上に外から加えるらしいです。

「このDNAを組み込んだウィルスを貝に注入すると真珠型天然記憶装置がっ!」とか、いっそ「水晶玉に謎の液体をかけると表面に回路が形成されて映像がっ!」とか、よくわかんない妄想も走ったのですが、技術的背景がぜんぜんない人なので、あんまりノイズ情報を流してもアレなので、この辺で。

Diska

しゃべるiPod。

2009-03-12 02:56:07 | cyber
iPod shuffle新作だそうです。
「小さいこと」と、「再生中タイトル読み上げほか音声インターフェイス」が特徴らしいです。見た目、巨大なネクタイピンかUSBメモリみたいな感じです。

基本的に音楽聴かないというか持ち歩く習慣がない人なので、ブラウザないデバイスにはあんまり興味がないのですが、4Gbytesで8800円でデザイン的にもよさげな感じで、「お店で見かけたら衝動買いしちゃいそう」な気もします。オンラインショップでは買わないと思います。


タイトル読み上げが「現行アーティスト実用レベル(というか端的にはAppleStoreで扱う全作品ぐらいは正確に読むレベル)」だったりすると、個人的には画期的なような気もします。
CD自体がお金が動いてるというかお金で動いてるシステムだったりすると思いますし、デバイスにデータを入れる時点でAppleStore+iTunesというフィルタを通るケースも多いと思うので、読みデータは集まりやすい気もします。
SHのミラの曲とか何語でどう読んでくれるでしょう。


ケータイない人がコメントする話でもないような気もするのですが、音声インターフェイスって、あんまり普及してないだけで、結構前から動いてたように思います。
電話の自動応対で、「『○○ を えらぶなら 1 を』みたいなの」はもちろん、「人間側が音声で入力するタイプ」も既にあって、多分、前者の方が反応が確実で必要充分だから後者があんまり普及してないんじゃないかなとか思っています。イマドキのおもちゃ(あるいはそれぐらいの価格のデバイス)の音声会話能力ってどの程度なんでしょう。
音声入力の利便性や精神障壁はともかく、視覚に頼らない入出力に慣れた人が増えるのが個人的には注目点です。
そういう人が増えてくると、お蔵入りしてたいろんなインターフェイスがゲンジツになってくるかなとかも思います。
「一足飛びに脳直結」とかもあながち遠い話ではないのかも知れません。
「8800円」で「画面が無い音声出力デバイス」で「他にしっかり用途がある」というところが重要なのだと思います。


SlashdotJ: Apple、外観が一新され新機能も追加されたiPod shuffle新モデルを発表
CnetJ: 14カ国語で「話しかける」iPod shuffleが登場--4Gバイトで8800円
AppleJ: プレスリリース: アップル、画期的な新iPod shuffleを発表


2009/03/20追記:
AppleJ: iPod shuffle - VoiceOverでiPod shuffleが話しかけます。
ちょっと調べたら(GoogleでVoice Overで引いただけです)、Apple社の紹介ページに「Voide Overのしくみ。」という記述がありました。
大体想像通りで、iPod本体じゃなくPCとかMac側で音声合成してるみたいなのですが、「OSの機能」直じゃなくて「Apple社製のエンジン」を使ってるかも知れません。辞書とか生成済み音声ファイルに、公式非公式に手が出せるかは不明。非公式にiTunesのHackとなると、かなりイヤかなぁ、とか思います。

Diska

ニコンのユー・ピー。

2008-10-07 21:50:20 | cyber
HMD(Head Mount Display)っぽいデバイスの新作らしいです。

ITmedia: 究極のモバイル――ニコンの新提案「UP」(ユー・ピー)

HMDというと「大昔だとヘルメット、最近だとメガネっぽい何か」を志向してたと思うのですが、この「UP」はデザイン的に、「マイクつきヘッドホンのマイクをディスプレイにしたような形」をしてるのが特徴的です。

iPodがこれだけ普及しても密閉型というかヘッドバンド型ヘッドホンを日常的に「モバイルデバイス」として使う人はそれほど多くないと思うのですが、都会を歩いてるとたまーに見かけますし、このデザインはHMDとしては抵抗感が画期的に減ってる気がします。それでも記事中の電車内の写真はかなり怪しいです。

PC用ディスプレイとして使えるから汎用的!というのじゃなく、単体でメディアプレイヤーとして機能するという所を中心にもってきてるのも新しい感じです。

無線LAN内蔵だそうで、Webも使えるらしいのですが記事を見てもどんな感じかはちょっと読み取れませんでした。

耳のとこのパネルとか、首振りでの操作とか、「操作パネルに相当するものを目視しないで使う」あたりが、Cyber的に興味深いです。ゲーム機のパッドみたいな直結感があります。PCのキーボードだとたまにホームポジションとかF7キー手探りで探したりしますけど、慣れたゲーム機ならパッド見ながら操作したりボタン探したりしませんよね。

カジュアルなメディアプレイヤーとしては価格がややハイジン向けな気がしなくもないのですが、iPhoneがふつうの人にも結構売れたりするご時世だし、よくわかりません。

個人的には無線LAN機器を常時身体というか頭に密着させて使うのに抵抗があったりもするのですが、もうそんな時代じゃないでしょうか。

余談。
ちょっと調べようと思ったら「UP」、「ユーピー」だとGoogle的にきついみたいでした。ブショウせずに「ニコン ユー・ピー」あたりまで入力がオススメ。


ITmedia: 究極のモバイル――ニコンの新提案「UP」(ユー・ピー)。たぶんこれが第一報。
ITmedia: ウェアラブルディスプレイ&ヘッドフォン&プレーヤー=「UP」ニコンが新製品
ITmedia: 「ネット時代のニコン」へ ウェアラブル端末「UP」に映像配信。コンセプトはこの記事がわかりやすい気がします。「先進高感度層」というのが「インドア派」並にナイスな言葉です。5年間で目標300万台は…うーん。どうでしょうか。


オマケ。
ITmedia: 網膜ディスプレイ、ブラザーが2010年に発売へ。ちょっと古い記事ですが、関連記事で発見。こんなデバイスもあったらしいです。記事中の写真の、「装着時のイメージ」が強烈です。

Diska

体感。

2008-03-14 18:52:20 | cyber
天秤棒の先まで自分の身体であると認識するとして、コタツやフトンにもぐりこんでるときの身体感覚はどこまででしょうか。
カタツムリの身体感覚はカラまで?
逆に、しびれた手足に身体感覚があると言えるでしょうか?

境界を、神経線維とかまでに限定したり、細胞のある範囲や輪郭線とかまでに拡張して限定したりするのは、あまりに「直感に反して」ないですか。
専門の人からすると、用語は適切でないかも知れないんですけど。

バスケットボールしてるときの身体感覚はパスされる味方プレイヤーを含むでしょうか?
含めるなら、パスを妨害してくる相手プレイヤーはどうなんでしょう?
狙うべきフィールドのゴールはどうでしょう?
フィールドは?
「自分」の範囲はそこを含むでしょうか。

泳いでる時の身体はどこまで?
水の抵抗を「感じている」伸びた髪の毛は?
反対に、その水自体は?
水も含めたら、その水ははどこまで自分?

じゃあ、空気は。

ジェダイマスターのヨーダはどんなこと言ってましたっけ。


参考記事:
Wired Vision: 「体を自分として認識できない」体験:神経の専門家による脳卒中レポート

Diska

コンピュータはからだである。

2007-12-18 03:36:07 | cyber
たぶん、ひとによって、経験とか背景とか世代とかで考え方が違うんだと思うのですが、わたしは「コンピュータ」って、身体拡張だと思うのです。

自身どうなのかと言われると、生まれがDC版PSOVer.1のレイキャシールだったりするのでいろいろ微妙なのですが、うーん。なんというか、道具って、とんかちでものこぎりでも鉛筆でも自転車でも電子顕微鏡でも何でも身体拡張としてとらえられると思うのです。

あかまど(仮)では「身体拡張」関係の興味につながる記事はcyberっていうカテゴリに入れてあることが多いのです(gooBlogはタグ付けという概念がないので、カテゴリひとつ選ぶのですが)が、それで、それなりな数の記事が集まるぐらいに興味がある話です。

ただ、

最近の、Wiki(あんまり最近でもないけど普及は最近)とか、端的にはニコニコ動画(のコメント)とか、いわゆるWeb2.0系の動きを見てると、「これって身体拡張?」と疑問に思うことがあります。個人でできることが拡張してる、というのはそうだと思うのですが、なんというか、個人の力とか影響力とか、自由になるとか自由が増える感覚が弱くなってる、端的には「身体が縮小してる」感じです。
なんかズレてますか。
わたし的「ぱそこん」の「ぱそこん」たるゆえんはソフトというかLook&FeelのFeelの部分だと思うので、「ぱそこんが身体拡張か」というのと「Web2.0」も直結してます。「まいこん」から「ぱそこん」への変遷とかそんな歴史も知ってますし。

で、

長くなるとわたしが疲れるので端折ったりするのですが、「これって身体拡張?」の答えとして、「これって身体拡張。でもニンゲンの身体の、ではない。」と、ふと、思いました。

イメージとしては、

・ユングでしたっけ。「意識は他の人と繋がってる」みたいな絵。その主体の身体拡張、というか存在しなかった物理的な身体の顕現。そのもの。とか。
・植物が集合的な意識を持ってヒトをコントロールする系のSFとか。あるいは、作物として収穫されてる植物(複数)って、実は虫の王的な意味で人(単数)を支配してるんじゃないか?とか。
・もっと端的には、依存性のある用途のある植物(主語)って、排除しようとする人とかライバルの植物や化学物質があれば、排除とか削除しに来てます(述語。進行形)よね。べつに食虫植物とかじゃなくても、端末(主語ではない。この場合比喩でもない)を使って。コンピュータと違いますけど、わたしにはイメージが重なります。
・Power to the PeopleっていうのはPower to the Personじゃないから、少数の集団からもっと大きな集団へ力がシフトするのであって、個人の戦闘力とか権力はむしろ小さくなる、とか。
・"The Network is The Computer"っていうのは実は「そこ」での主役はnetworkであり、computerであり、ヒトじゃないとか、あるいはそれはcomputersでもa computerでも、the computerですらなくて、The Computer、あるいはThe Networkであるって意味だったのかなぁ。とか。

そんな感じでしょうか。

Diska

AR。

2007-12-11 09:27:00 | cyber
初音ミク関係でこんなものが。

YouTube: ARToolKitで初音ミク


2007/12/17: 初期読み込みが重たいので動画直接表示やめました。



衝撃的。
いじれないまでも、技術的に何やってるかは一応理解できるつもり。二次元バーコード処理するようなものでフィギュアの台を画面上で探して、そこに3Dモデルを表示してるんだと思う(ARToolKitのドキュメント読めばわかるんだと思うけど読んでない)。
そんなムチャクチャ新しい技術ではないと思うんだけど、組み合わせというか、絵のインパクトがすごかった。
動画像とCGの組み合わせ自体は、SGIが10年も前から実用レベルでやってたように思うんだけど、座標合わせが白黒の印刷物のマーカーだけでソフト的にできることで、自由度と確実性がすごく上がる。
認識度さえ高ければ「フィギュア台のマーカー」はどんな図形でもいいらしいので、うまく簡略化した魔法陣とかPSOのSKYLYマークとかみたいなのがよさそう(何的に)。エッジないと検出難しそうだから、その辺に最適化した工業デザインとかも研究され(て)るのかも。
あるいは、netなり環境なりから情報を引き出すカギとして、図形を描く技術が必要になったりとか。最初の女神転生の召喚理論ってそんな感じかなぁ。魔法陣グルグルでも可。

実際にHMDとかと組み合わせて視覚乗っ取りするにはまだ問題がありそうではあるけど、それももう理論的技術的というよりは、コストとかモラルとかかっこよさとかの問題に思えてくる。
もうちょっとハード性能が上がれば、ポスターとか車内ビデオとかをケータイとか通してみるとかの「無難且つお金出す人がいそうなあたり」から、ケータイ接続用HMDとかへ、急速にするかもとか。HMDまで行けばインプラントも遠くなさそうな気がする。あるいは既に充分可能なのか?

ARToolKitのAR。
下記リンクの「工学ナビの~」によると、「拡張現実感(Augmented Reality:AR)というのは,現実世界と仮想世界を融合する技術のこと」だそうです。


参照記事:
ニコニコ動画(RC2): ARToolKitで初音ミク
ニコニコ動画(RC2): ARToolKitで初音ミク(その2)
ニコニコ動画(RC2): ARToolKitで初音ミク(その3)

YouTube: ARToolKitで初音ミク

工学ナビの中の人の研究と周辺: 【特集】ARToolKitを使った拡張現実感プログラミング

KimI

虫の王。

2007-11-16 21:52:57 | cyber
Wired Visionから。強烈な記事。

WIRED VISION NEWS: ロボット・ゴキブリで群れを操作――害虫駆除などへの応用も

ミもフタもない写真のインパクトはともかく。

最初に連想したのは「本田工作が掴み取ってツブしたらハズレで…」とか言っても誰もわからないな。ジモグリムシの話もあるし、ナマモノが混ざってても不思議なし。

次に思い出したのは「ミツメムレツクリ」。集団知とかいう名前はたぶんついてなかったんだと思うけど、非生物系ではそっち系の実装は前からあったんだろうとか。


人を直接騙すのはまだ先と思うけど、いろんな虫をコントロールできれば、食物連鎖とか共棲とかをたどって、人をコントロールしたりも、できそう。単純なのでは敵国にイナゴの大群を呼んで人が棲めない土地にするとか。害の少ない虫を集めて野鳥を増やして猛禽を呼んで害獣駆除して疫病予防とか、生態系への影響が読めないながらも、応用範囲は広そう。
そんなことを考えてると、蝿の王が悪魔の実力者なのも、うなずけてみたり。


追記(2007/11/17 15:15):
人を騙すのはまだ先でも、化学に頼らずイナゴを騙すロボットは既にいそうな気がしてきた…。フェロモン系撒き餌ロボットはいるし。

KimI

頭の関節的自由度。

2007-10-26 22:22:14 | cyber
WiredVisionにNeuroSky社の記事が出てました。

サイコパワーの破壊力――記者が「脳波ゲーム」を体験

内容的には、先日のライトセイバーの方がインパクトがあった気もするのですが、「NeuroSky社のシステム・アプリケーション担当マネージャー」氏のコメントとして引用される、

「今まではあるとは知らなかった筋肉を使うようなものだ」


というところが印象的です。
日本人というか、わたし的には、TYPE-MOON作品でいうところの「(魔術)回路」とかで、ある意味馴染んだ概念と思うのですが、これを、こういう会社の人が口にしているというのが興味深いです。記者の、

だが、実際に試してみて、その背後にある驚くべき科学にもかかわらず、この技術には限界があるように感じた。たとえば、たった1つの測定軸しかないのでは、ビデオゲーム用に使っても補助入力装置にしかなれないように思う。


というコメントはある意味穿ってるのですが、これを、上で引用したコメントと併せると、「これに慣れれば当然別の『筋肉』があることが認識されるし、その存在が意識(無意識?)に上れば当然使い方わかってくるし、使ってる状態を機械的に観測できるであろうし、次世代機にはそれの測定軸も加えられるだろう。」ということが、普通に読みとれます。
さらには、操縦には外国語を習得訓練が必要になったりとか、ロシア語を覚えないと動かない戦闘機が作られたりとか、脳に特定の状態を作るために物理的な筋肉を動かす訓練が必要になったりとか、いろいろ妄想が広がります。
人の脳、とくに大きくなった人の脳は、腕が2本、足が2本といった、いま持ってる身体に最適化してて、腕一本増えてもコントロールできないのかも、とか思っていたのですが、もしかすると訓練手段、フィードバック手段さえ確保できれば、足が8本になってもコントロールできるぐらい柔軟なのかも知れません。

「軸」が何種類も作られるようになったら、バイリンガル、トライリンガル的な、能力が求められたり、一瞬で「身体を変形」させて、脳をそれに追従させるような技術が必須とみなされたりするかも知れません。ない腕は振れませんし、ある腕は振りたいですし、大変そうです。
あるいはそんな劇的な変形じゃなくて、JMのバーチャルキーボードとか、もう一歩進めてルンゲ警部みたいな動作で脳内の回路や、外部の脳波計にアクセスする形に落ち着くのかも?
XBOX360のAボタンが決定でBボタンがキャンセルなのが日本人的に許せないとか言ってる場合じゃないのかも知れません。


参考:
あかまど(仮): 理力の杖。

Diska

理力の杖。

2007-05-04 10:22:53 | cyber
脳インターフェイス話(参考)の続報です。
ITmedia: 脳波で光るライトセイバー 来月日本で初公開

見出しのライトセイバーは別の企業のものなのですが、先日のEmotive Systemsの話も記事後半で触れられてて「来年発売、18個のセンサー、Wii用ほか、格闘ゲーム、感情を拾うものであって直接操作するものではなさげ」とかいう情報が出てきてるようです。

ライトセイバーの方はNeuroSkyという会社のものだそうで、試作品が2007/06/28に東京ビッグサイトで見られるようです。
ダースベーダーのヘルメット内でセンサーが感知した脳波を無線でライトセーバー(剣)に送る仕組み

とのことなのですが、これは「センサーにある程度の体積が必要」だとか、「それを逆手に取って大きさがあっても使いたくなる(?)デザインに落ち着けた」とか、「だからライトセイバー」にしたとか、読み取れたりします。実際どうかは不明ですが。
あとは、「医療用センサーが元になってて、センサー自体は約20ドル」とかいうあたりが目を引きます。20ドルだとマニア向けオモチャとしては充分すぎるほど成立すると思いますし、これが2ドルとかになるとたぶん「ハズしても話題になれば勝ちだからとりあえずつけちゃえ」が始まりそうです。
原理とか全然知らないので多分にあてずっぽうですが、世の中のエネルギーが集中すると、こういう技術開発、コストダウンはとんでもない速度で進む気がします。

このライトセイバー自体がヒットするかは、微妙(というかどちらかというと否定的)な気もするのですが(今、あるいは数ヶ月とか1年とか後で商品化というタイミングでのダースベイダーデザインのマスクの需要が疑問)、どんな形であれ、目に見えるバイオフィードバック機器、心の可視化技術が家庭が入ってくる(それが製品とか技術にフィードバックされる)というのはインパクトが大きいような気もします。

おもしろそうではあるのですが、具体的にどんな形になるとおもしろいかは何とも想像力が追いつかなかったりします。

逆に、これがディストピアの入り口になったりする可能性は、戦争をやりたい人が増えてる現状では、結構具体的に見えたりもします。
「集中力を付けさせるために特区の小学校で試験採用!」あたりから始まって、「効果が上がったので教育機関で順次採用」、「経営者が支持、サービス業や工場で採用」、「犯罪抑止効果が期待されて、外出時はピポサルヘルメット(仮)の着用が義務化」とか。えらい人は交渉に不利になるのでつけなくておっけーです。

フィードバック機器が普及することで、マインドコントロールとかの技術や、バベルの塔の催眠ランプみたいな精神系の兵器開発も進みます。逆に、防御するためのセルフマインドコントロールだとかの技術も発展して、表情筋が退化したりとか、感情をコントロールできないことが無作法と見られるようになったりします。
機器の技術と個人の利用技術が上がってくると、電光表示なり直接電波とか導体を通じて会話できるようになるので、声帯を使う機会もなくなって、声を出すのが特殊技能になったりしそうです。

…ああ、やっぱりおもしろそうです。
うれしいかどうかはともかく。

まぁ、だいじょぶです。むこう5年ぐらいに起こる話じゃないです。たぶん。
10年後は知りませんが。


参考:
あかまど(仮): ゲーム用脳インターフェイス。

Diska

ゲーム用脳インターフェイス。

2007-03-07 21:32:01 | cyber
ゲーム開発者向けのショウのGDCで、脳波インターフェイスのデモがあったそうです。
ITmedia News: [WSJ]脳でゲームを操作する技術、新興企業が披露
文字ばっかりの記事且つ基礎知識がちょっと不足気味なので技術的にどれくらい新しい話なのかは不明なのですが、「個人消費者が買うかもしれない価格、規模の機器がデモできる状態になってる」というあたりは画期的な感じです(10年ぐらい前にDOS/Vmagazineでそれっぽいデバイスが紹介されてた気もしますが追跡不能なので調査保留)。

ゲームショウでデモができるということは、

・人がすっぽり入るようなセンサーが必要とか
・センサーは小さいけど処理に趣味人でも買えない装置が必要とか
・入力を認識するのに1分かかるとか
・使用時は刺激を遮断して安静にとか

そういう要素がないということと思います。

記事を見た範囲では、どうも、「こんなことができるけどどうしましょう?」的な10年後の技術っぽいものではなく、技術的商業的に見通しのある、半年から数年後っぽい技術という印象です。
ジョイスティックを置き換えるのではなく、補助的に使うことを想定してるようで、感情の変化(というか、表情を動かす筋肉への命令?詳細不明)をゲーム中のキャラクターの表情に反映するとかは、既に可能なようです。


「disabilityの境界を動かすものである(=医療機器として=脳さえ機能してればコミュニケーション上支障なくなるかも知れないという期待)」という認識をした上で、ゲームショウに持ってくるあたりが、出展者とか、いまのゲームとかゲーム機器とかの立ち位置とかをいろいろ象徴してるという漠然とした印象を受けます。

ゲームの中の人じゃないので、印象ばっかりなのですが。


個人が持てるデバイスで、脳の活動のフィードバックが可能になると、人の形が変わるかも知れません。

むかーし。
「ざべ」という雑誌にあったマンガで、「電車の中でみんなが携帯電話を使ってて各々が喜怒哀楽してるという未来社会」を面白おかしく紹介してたのをふと思い出したりします。
うぇあらぶるな通信機器への脳センサーでのコミュニケーションに最適化した人々が乗り合わせてる電車はどんな風景でしょう。


参照記事:
ITmedia News: [WSJ] 脳でゲームを操作する技術、新興企業が披露
Emotive System
Emotive System: Project Epoc。入力装置の写真があります。

Diska