Kite Aerial Photography etc

凧,カイトによる空中撮影等
日々のたわごとも掲載しています。

ニューカイト4

2009年05月17日 15時54分19秒 | 手作凧等 Hand making kite etc

2連用のニューカイトもどきの製作です。実に1年ぶりの凧(カイト)の製作です。先ずは 新聞紙に取った型紙(12mmふかしてますけど)に合わせて 0.017mmのゴミ袋のカッティングです。

ずーと以前のフローフォームの残りの赤を出してきて 羽先の溶着です。ポリシートを重ねて セロファンをかぶせた上から 熱で溶着します。黄色のセロファンが下が透けて見えて作業しやすいです。

溶着して 翼の形にカットしたところです。

反対側の翼も シートのカット面を有効利用して 裏返して溶着です。

尾羽と計算ミスしていた くちばしの部分も溶着して 余分なシートを切り取った状態です。

二つ折りにして 合わせてみると ほぼピッタリです。 羽先の部分は目分量で溶着したのですが われながら感心しました。

尾羽にするヒノキ材のセンターを出して 最も誤差の少ないヒノキの角棒を二分割にしました。

今回の骨の貼付けは すべて両面テープにしました。二つの材料を並べておいて 両面テープを貼って 余分な部分を切り落として 真ん中にカッターを入れて カッターを引いてもいいですが より安全なのは材料を引く方法です。

骨に両面テープを貼り終えたところです。翼の骨には2面に貼ってあります。

カーボンソリッドの切断は やすりを直角にあてて廻し削りで切断しました。うまくゆきました。

骨の貼り付けは すべていっしょですが 先端の一部の両面テープをはがしておいて 位置決めして貼り付けて あとは位置がずれないように 少しずつはく離紙をはがしながら しんちょうに貼ってゆきます。翼面は引きつらない程度に引っ張りながら貼ってゆきます。

骨の受けは ストローと強力幅広テープにステープラ(ホチキス)留めです。
この写真を見て気がつきましたが 溶着にむらがあります。あとでちゃんと溶着しました。


こちら側は ちゃんと溶着されています。

骨をセットした状態です。あとは糸目糸だけです。

本家本元と重ねてみますと 少し吹かしたサイズになりましたが 左右のバランスはよさそうです。

<追記>
記事の投稿中に雨が上がって お日様ものぞいてきましたので 急いで糸目糸を付けて 試し揚げに行ってきました。

第一投目は 強風を受けて 手元からなんなく揚がってゆきましたが 横骨のキープが甘く 空中2,30mで黒いカーボンソリッドの骨が飛んでしまいました。ストローをテープで止めていただけでした。飛んで当たり前でした。

この草原(くさはら)に 黒くて細いカーボンソリッドが落ちたということは 半絶望的でした。見つかるまで捜すつもりではいましたが 5~10分くらいで 奇蹟的に見つけることができました。草の中ではなく 水溜りの向こうあたりに2本の骨が2,3mの間隔で落ちていました。カイトは左右からペタンとたたまれて 左の草むらに墜落でした。

今日は やめて帰ろうかと思いましたが 車に帰って 適当な糸をみつくろって 横骨をキープする糸輪を作って 再度 揚げてみました。

1秒後の写真です。風は そうとう強く 普段なら空撮を諦めて帰るような風です。

さらに 1秒後の写真です。糸はケプラーの20号で15mくらいしか出していません。バッサッ バッサッ と煽られて 動画を撮って 即 降ろしました。(WEBで調べてみると 風速7,8mとなっていました。観測地点とは違いますが その程度の風でした)
自作のニューカイト 2009.5.17

飛翔動画
横骨はφ2.5mmです。風に見合った骨にしないと あぶないような状況でした。

あくまで わたしが 製作した ニューカイトもどき(調整中)ですので 勘違いされませんように。

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ニューカイトですか、 (鳶凧)
2009-05-18 16:57:45
ニューカイトの田中さんでしたか?これとそっくりなカイトをブログで見たおぼえがあります。
翼骨が檜材で硬く風の逃げが少なく風受けが大きいのがわかります。
私の空撮用デルタボックス(翼巾3m)も翼骨が釣竿の硬い部分を使っていますので一気に上昇します。
凧上げだけで楽しむ凧なのでしょうか?
空撮凧はやはり”安定性”が一番ですね。
返信する
鳶凧さんへ ()
2009-05-23 00:23:58
鳶凧さんの 鳶凧とおなじような発想から展開していると思われます。
二次的利用として 空撮に利用されています。
今回のわたしの制作したカイトは手元から 抜群の安定性で揚がってゆきました。骨が風速に見合っていませんでしたが 凧の素性はいいものを感じました。
返信する
丁寧な作り方で… (凧男)
2009-05-23 06:41:28
製作過程が良くわかります。凧族の参考になる内容だと思います。私は道具は持っていますが「溶着」が苦手で「強力両面テープ」を愛用しています。大変に丁寧に作られておられるDさまに敬意を表します。カーボンの端はビニール製のキャップがカイトワールドで売っていますのでいかがでしょうか?(太さによっては鉛筆のキャップも使えます)また、大きな骨の受けに私はアルミパイプを使ったことがあります。アルミパイプを切って端をつぶして使えば確実な受けになります。
返信する
凧男さんへ ()
2009-05-23 23:53:08
参考になれば幸いです。
凧男さんは 両面テープの魔術師ですね。
ビニルキャップにアルミキャップ 参考にさせてもらいます。
カーボンロッド等でデルタカイトを作ろうと計画中です。
返信する

コメントを投稿