Soho Designer の長いつぶやき

SOHOでのフリーデザイナーとして30年。
地方で超零細企業としての日々のつぶやき。

「住所」は重要?

2009-01-09 17:47:51 | 仕事話_営業・事務
もう8年くらい前になるが、月刊誌のレギュラーをやめたとき、都内にあった事務所も同時に引き払った。
事務所はまだまだ存続できるくらい収入はあった。
しかし決心をして閉めた。
閉めたことについて後悔はない。
あるとすれば、借りて3年目だったので、もう一年、更新の前まで借りてもよかったかなーとは思いましたが、そうはいっても「家賃」が発生するには変わりないので、もったいない、と思って閉めてしまった。

今は郊外の自宅で仕事をしている。

「もったいない」と思ったのは、事務所を借りたメリットが思ったより少ない、というか「なかった」から。
メリット(?)あったのは「事務所を持ってみたかった気持ちの達成感」、「終電をキニシナイで、いられる(色校正などで、深夜になることがあったのです、当時)」くらいで、そのために「2重生活」はいろんな意味で負担になってきたからだった。

もちろん借りた当初はルンルン(古い…)してましたが。
営業的にも今ひとつ…。「都内の住所」が効き目が思ったよりもなく…。

この事務所をスタートした当初、昨年の後半のようにバンバン仕事依頼があったのだが、それは元々のつきあいのあったところから、で新規にゲットした営業先ではない。
元々のつきあいある方は私の仕事場なんざ、どこにあってもいいわけですからね。
現に元々の自宅電話(仕事用)にかけたら、「この番号の持ち主は移転しましたー移転先は03のー」てな感じで知って東京の事務所のほうにかけてきたわけです。

それで、数年たち、今は送信で原稿受け取り、印刷入稿もできるので、さらに住所にこだわらずとも…と思っていた。

しかし、ある仕事、出版系だからかもしれないが、知り合い(フリーの編集者)がデザイナーを探してて、なかなか出来る人が見つからず、私の所に依頼が来た時、知り合いの先、出版社の方いわく、「田舎のデザイナーだから心配だったけど、申し分ありません。」とけなしてるんだか、ほめてるんだかわからないお言葉をいただきました…。

ふくざつ…。世間(出版系での)の評価というか、感覚はまだそうなのか。

確かに一理ありますが。
デザインの善し悪しはおいておいて、かりに都内のあこがれの場所、(まー青山とか)に事務所を構えてたら、「それなりの仕事」をしなくては、と気概がちがうかもしれない。しかし…。

私の都内の事務所はそんないいところではなかったし。
でも、もし一等地事務所の人でも、いろんな人いるから、私程度の人もいそう…。
(↑失礼な!)

もしデザインの程度が同じくらいの場合、私のほうが「料金」安いと思います。理由は田舎とかでなく、経費の問題で、料金設定がその方達よりは押さえられるので。
仮にだまされた、と思って頼んでみてください。
(だましません! 誠意で対応します。)
コメント
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