Soho Designer の長いつぶやき

SOHOでのフリーデザイナーとして30年。
地方で超零細企業としての日々のつぶやき。

2色印刷

2018-12-20 08:56:50 | 仕事話_制作
今や4色も2色も同じ値段で印刷されることがあるので、2色印刷って減ったなぁーと思ってましたが、まだスーパーのチラシやら市の広報誌などで見かけます。

しかしよーく考えたら、工程は、4色は4回通す(印刷機に紙を通す)2色は2回。
見積もり的には差が出るはずなんですが。

2色機自体がもう持ってるところが少ないのか。
(今は同じ値段なのは2色しか使わなくても4色印刷機でやってるから)


これは旅先でもらったフリーペーパー(2008年)。

私は2色印刷って好きだった。上品で。
2色の組み合わせのバリエーションでいい感じの誌面になった。
過去には月刊誌(廃刊になった)の2色紙面で、指定色(インク)も担当した。
この色と色で2色以上の表現が! てな色を選びました。

しかし自分が今は入稿実データを作らないとならないので4色よりも知識と多少技術がいる。
昔は「指定」で済んだのに。

2色印刷の写真の表現は「ダブルトーン」と「2色分解」とあります。
(モノトーンもある。これはどちらかの色1色のみで表現)
ダブルトーンは簡単にいうと2色の混色。青と赤インクなら紫に出ます。これは写真以外でも文字や地にも使います。
技術がいるのは2色分解。4色カラーで表されてるものを2色で版を分けて表現します。
研修でやったんですがどうも難しく、いい加減なやり方でならできますが自信がない。


添付写真が2色分解です。カラー写真をうまいこと2色で表現しています。

これが2018年最後の投稿になります。
仕事は前半忙しく、後半暇でした。新たな年はどうなることやら〜。
みなさま良いお年を。
コメント (4)
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