Soho Designer の長いつぶやき

SOHOでのフリーデザイナーとして30年。
地方で超零細企業としての日々のつぶやき。

仕事と作業

2012-01-27 11:02:56 | 仕事話_制作
畑などをやってる人のエッセイかなにかで、
直に農作物に水をやったり収穫したりは「作業」、
あらかじめの土作り、肥などをすきこんだり、田んぼならあぜをつくったりが「仕事」みたいな事を書いていた。
だいぶ前読んだか、またはインタビューあたりを「聞いた」のかもしれない。

ふんふん読んで納得していたが、後から「あれれ?」と思った。

「仕事」に「作業」は含まれる。
「作業」しかない仕事だってある。

いやいやこのエッセイの人はそういうことを言いたいのではなく、
「収入に即実的な事をするのが作業でそうではない、内務的な準備などの事をするのが仕事」、って事なんだと思う。

でも私の仕事って、即実的な方が「仕事」で準備とかは圧倒的に作業である。

今バッチ作業の合間にコレを書いてますが、
バッチとは画像を一括処理する自動処理作業のことである。
カメラマンからライターから撮影や取材で来たままの画像を何百枚も解像度やファイルを一括で変換する。

これこそ作業だと思うのですが。。。自動でやってくれて助かるわー。
(でも設定は自分でするのよ)

自分にとって「仕事」はデザインそのものなんですが、組版ももうソレに含まれてて、それも仕事。
作業は「インデザイン」にかかる前の準備、画像変換ほかなどのことになるわけです。

コレだいぶ前に書いたのですがタイミングを失って今アップします。
今はバッチ作業など終わって、だいぶ「仕事」よりになりました。
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年配者の知恵と力

2012-01-16 07:59:31 | こぼれ話
ひょんな事で近隣の年配者と話すことがあった。

この年配男性、器用な方でゴミステーションの囲い網(カラスよけ)を作ってくださるわ、家庭菜園くらいの畑の中に休憩室を建てるわ、と文章で書くとふーんと思われるかもですが、実際にできたブツを見てると廃材を使いやすいようにうまく工夫して使ったり、本来の目的のものでない材料をうまく使ったり、と「ほー」とか「へー」とか感嘆の声が。
「北の国から」のクロイタゴロウみたいかな…。

この休憩室にこのたび近隣の小さな集まりがあってそこを使わせてくださった。
外からは東屋程度のものか、と思っていたが、中は内壁が貼ってあり、床もあがって作ってあってカーペットが。引き戸もあって、ちょっとした家風。
中の棚に彼が彫刻したものやひょうたん細工も飾ってあって、良い感じ。

こういう自分の手でなんでも作れる人、なんでもできる人ってかっこいいな。

そういえば、昨年の大震災の後、自分のところが停電になって情報が入らず不安になって犬を連れて外に出たときに、話しかけたのがこの男性であった。
トランジスタラジオを持っていて、情報を教えてくれた。

自分の実父(亡)も、田舎にいる義父も、このように自分一人で(使いやすいものを)何でも作ったりできる人。
そしていろんな事を知ってて教えてくれる人。

こういう年配者に私もなりたいな。
いろいろと機械や道具や人に頼っちゃってるからなー。
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漂白年

2012-01-05 10:32:32 | 仕事話_その他
あけましておめでとうございます。
新しい年2012年になりました。

昨年から今年にかけて、毎年のように「来年はこうしたい。」とか「こういう方向性を」とかがなにも浮かばなかった。
反省のほうは内容はあるにはあったが、まとまらず、反省もそれは反省なのか? と自問自答してしまうようなかんじ。

仕事用年賀状も毎年方向性みたいなもののキャッチにしたのに。
今年は普通の新年の挨拶に。

なにも浮かばず真っ白。

ちょうどいいや。漂白ってことで。
つくづくいろいろ考えてしまうところがあるので。

まっさらまではいかないけど、すこし元通りに普通にやっていく。

取引先のコピーライターが希望もなく絶望もなくやっていく。とどこかで書いてた。今は似たような気持ちだ。
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