来年は…とりあえず仕事！

あーなにも反省も抱負もあげないまま、暮れて行く！　2010年！

私はこの時期が苦手なんですよ。追いたてられるのも嫌だし、
子供時代後半には家族だんらんがなかったものですから。

でも今は自分が大掃除をし、おせち（簡易な）を作ったりと、
なんとかやっています。まあ苦手なのは同じかな。年はさっさと明けてくれた方が気が楽。

仕事は毎年年越しの制作物がありました。
今年は途中のものはないですが、駆け込みで打ち合わせがあったり、
明けからすごく忙しい事になります。

しかしイコール収入増とはいかないようです。

前にも書きましたが、お金だけを追いかけてはいけない、とは思います。
でもそれは生活が逼迫してない人の話ですね。
ほんとにそうは言ってられない不穏な時代。

ただ、私は自分の育ちがあんまり裕福でなく、はっきり言って貧乏だったので、
今の生活（っても協力者がいるからってのもあり）はほんとうに充分な暮らしです。
宝石が欲しい訳でも海外旅行に行きたい訳でも（最近はちょっと死ぬ前に行ってみたい気もしますが）高い服が着たいって事もなく、お金持ちの人が見たらお気の毒にって思われても、要は満足度、充実度、ですから。
まだボロでも着るものがあるし、家は屋根や壁があって布団もあるし！

来年はこうしよう、って思っていた事があったのですが、駆け込みで依頼があって、しばらくは仕事に集中しなくてはなりません。
でもそれが本分ですから。

来年はこうしようってのはもう仕事がないかもって思ってんで、こうしようってのがあったもんですから。

先日テレビで豚が泳いでるのを見ました。
「豚も泳げるんだー」と見てたら、父から昔「動物はみな泳げる。犬かきだけでなく。」と聞いたのを思い出しました。
動物は本能で泳ぐ。それがほんとなら、人は頭で考えちゃったりして「泳げない」。

私はけっこう考える方の人なんですが、来年はもう少し本能に従って行動しようかと思っています。

…とりあえずは来た依頼をどんどんやっていかないと。
それぞれなんだか春くらいまでかかるみたいで、まー寒いとバイクも乗れんし、ちょうどいいか。

画像は今年の干支だったトラさん。私はトラのように「攻め」は向いてないみたい。
意外にうさぎのように草食なのかも。

ぶらぶらが案を呼ぶ。

デザイナーの先輩のところにあった、懐かしい名。
「いづみや」
これは今からそうですな25年くらい前だったかなー。
画材店「too.」の前の店名でした。
私が学生の頃はもちろん「いづみや」でした。
通った専門学校のすぐ近くにも、大きなデパートのテナントとしても入ってた。

too.の歴史。
創業者、女性だったんですね！

今、純粋に画材となるとどこに行けばいいのだろうか？

too.はもう店舗なし。ネット販売らしい。
そりゃダイレクトに買うモノが決まってればこれでいい。
なんていうか「ぶらぶら」迷いながら買いたいなら、店舗でないと。
たとえば。。。撮影に使用する背景紙など。

今店舗としてそういうの扱ってるのは世界堂、伊東屋、ハンズ、あたりか。。。
本なんかもネットで買えばダイレクトにすぐ買えますが、ぶらぶらして買いたいのよ。そういう事してるうちにいい案がでたりするし。

そういえば先輩のとこで簡易撮影を見ました。撮影自体予算削減であんまりしないもんね。。。私たちの若い時代はほんとうに余裕と予算があったな。

友人との業界話

前回日記の清涼飲料水メーカー、エビスに本社があるのですが、
けっこう通ってた取引先がエビスにあってよく本社角の自動販売機でこのうまい白い酸味のある飲み物買って飲んでました。

友人の息子さんがなんとこの会社に勤めているそうです。すごいな～大企業。
お母さん（友人ね）は「私苦手なんだよね、コレ。」と言ってました。
えーーー私、お歳暮やお中元でもらいたいくらいなのに！

テレビでもやっていましたが、ただ希釈して「飲む」以外に、隠し「調味料」としてもいいらしいです。
「ナポリタン」「煮魚」あとは、、、えーともう忘れてる！
ドレッシングなど和え物系でもよさげ。

は！　別の話題書く予定だったのに！
先日上の部分を文が長くなったから書かなかったので。。。

さて、先週、デザイナーの友人と会いましただ。
最近家に来てくれることが多くなった友人ですが、外で会うのはまた別。
この方は会社員として、長く勤務されてる方です。

私はどうも一人でやってるんで知識や技術のひろがりに限界があってですね、
同業の友人、特に組織でやってきた方の話は貴重です。
（もちろんそのためだけに会うわけではありません、個人的に好ましいから呼ぶんであって。。。）

まえにこの方に東京事務所時代にバイトに来ていただいた時にも、マニュアルにはない（あったのかもですが読んでないかもな）ちょっとした技術を教えていただきました。

何年か前には、「会社相手にも単価値切って来る不況」話もしてくれて（これもショックでしたが）、
今回は、、、「某有名デザイン専門校で、DTPやエディトリアルデザインのコースがなくなった。」という話。

「ええええええ～じゃあこの分野は学校まで見切りをつけたってこと！」

…ショックです。まぢ先細り。

帰宅して自分の母校のHPを確認したら、一応まだあったけど、ここがやめたら、本当にまずそう。どーすんだ。どーすんだ。

危機乗り切り話

またまたがっちりマンデーを見た。

この番組いろいろ参考になるので見られる時は見てるのですが、
今回は、某有名大手清涼飲料メーカー。白い酸味のある濃縮液でおなじみ。
私は幼い頃、コレをもっと濃くして欲しい気持ちでいっぱいでした。
（貧乏だと薄い！）

このメーカー、いまはこの番組に出るくらいですから好調、上り調子、がっちり、な売り上げなんだと思います。

しかし、今から十数年前に危機が！

その頃、各アルコール飲料メーカーが清涼飲料を売り始め（法律の規制解除の関係？）、それぞれが専用の自動販売機でバンバン売り上げをあげた、らしい。

この白い清涼飲料メーカーはこの頃、まだ、濃縮液しか作っておらず、ようするに定番のうまい体に良い人気のある飲み物を作ってもこういう販売網に乗れなかった。（作り置きができない）

そこで、自動販売機で売れるよう、濃縮液を薄めてそのまま飲める状態で売る！　開発をしたのだった。
（ただ普段の濃縮液を薄めただけでは時間がたつと分離してしまう。その成分の粒を細かく小さくする開発をして、今のカ●ピスウォーターが出来た訳）

一応分析すると、時代によって販路が変わった。→それにあった形態のものでないと売る事ができない。→研究開発を重ね、その販路にのせるように製品を作った。

自分にヒントがあるだろうか。どうやってこのきびしい時代を乗り切れば…。

初恋の味、カ●ピス、が不滅なように、デザイン作業そのものに変わりはなく、不滅なはずなんですがね。。。
あ、不滅でないデザインをすればいいんだネ！　できたらネ！　あう～。

悲しいつぶやき２

先日、とっておいた録画を見る余裕があったので見る。
最近の気力のなさっていったらアナタ！　録画しても見る気力がないとなかなか見ない。何の為に録画してんだかっ。

やはり有名デザイナーの仕事ぶりドキュメント。

…うらやましい。
はっきりいって内容的には作業的には似通っている。
制作物にそうとう違いがあるが。いやいやすんごく違いがあるが。

最近こういうの見ても気分が上がる（＝刺激を受けてやる気出る）どころが落ち込むことが多くなった。

自分はなんでデザイナーになりたかったんだろう。

デザインが美術とか図工的な事で一番なれそうな職業だったから？
テレビや雑誌の報道などでデザイナーってそれなりに「裕福」に見え、「裕福」になりたかったってのもある。

…ばかだね。ピンからキリまであるのに。

まともな理由としては自分としては「得意」←（今となっては疑問）な方向の仕事で生活を立てて行けて、さらに社会に貢献できたら、と立派な理由はあるけどこんなのは後づけ。
ただ、結果的にはそうして来た事になる。

自分としてはここまで（？）でも満足はしています。
でも先日同窓会なるものに出て、自分がデザイナーになった、と告げたときに、
「夢が叶ったんだね、おめでとう。」「デザイナーとしての成功を～略。」
と言われて複雑になった。

そりゃ若い頃になりたかったと思っていた職業にはなった。
でも、「成功」したか？　ったら失敗ではないですが成功ともいえるのかどうか？

案件が減り、単価は下がったまま戻らないこの世界でいつまでやっていけるか。
それとも方向転換を考えたほうがいいのか。
希望としては今の仕事を続けたいが、この先どうなるのか、どうするか。。。

本当は「金」ばかり追いかけてはいけないのだが、仕事というのは趣味ではないし、常に「生活」を考えてやっていかなければならない。
ずっとそういう事を考えて生きてきたので、金やら生活やらを考えずに事を起こしたり、すすめたりは出来ない頭になってる。

あ～最近どうもネガティヴ。毎年不安なのは変わらんのに。
イケナイ思考になりがちなお年頃なのかもしれぬ。。。

師走になってしまったー。

いろいろがんばって来たが、昨年６月から始まった仕事ユニットはまだ公表はしてないが、休止となる。
二人でチカラを合わせれば、と希望をもってやってみたが、なかなかむずかしかった。

けして自分たちのチームワークが悪いとかもめて仲違いとかではないので、
休止も悲しいのだが、生活していけないのでは仕方ない。
仕事ごっこではないから。

自分一人でまた細々とやっていく。
ちょっと落ち込んでてテンションも下がっていたが、そうもしてられない。

元気に働けるのっていつまでだろう。

まだ若干の若さ（もう年齢はすでに若くはない！）が残ってるうちに、
もう「ひとふんばり」したいものである。

今年はもう収入的には終了（給料とちがって、今してる作業は入金はずっと後）。
来年はもう少しなんとかしたい！

…そろそろ来年の抱負。たてなくては。
今年は原点に～だっけ？　守れたのか守れなかったのか達成できたのか達成できなかったのか。。。
ただ、言える事は、自分の過去をひっぱりだして、思い出す機会が内外ともに多く、
「よくやってきた。」と自分をほめたいですね。
デザイナーになるまで、いろんな事があったから。
デザイナーになってからもいろんな事があったから。

恥もいっぱいかいてきたなー。それは封印したいね。