Soho Designer の長いつぶやき

SOHOでのフリーデザイナーとして30年。
地方で超零細企業としての日々のつぶやき。

1、2、4

2021-07-22 08:00:33 | 仕事話_制作
なんの数字でしょう。
数字の後に「色」を付ければ「!」となるはず。
印刷の色数です。実は3も5もそれ以上もありますがポピュラーではないので省く。

1は1色は主にモノクロです。2は2色、スーパーのチラシなど。
2色印刷について↓
https://blog.goo.ne.jp/design_b3/e/835b6482ff059e04e0ec683c0fade2e8
4は4色、カラー印刷と呼ばれる物です。

1色印刷は黒一色だけではなく、インクカラーを選んで刷ることも可能です。
紙色を白でないものに特色インクで刷る、と、美しい。
けど黒インク以外は高めになります。

昔の感覚だと印刷代金は4色(カラー)印刷>2色>1色(黒)の順でした。
確か印刷見積もりは「通し」という工程を計算に入れますが(昔は入れた)、4色なら4回通す、ということで高くなるわけです。製版の段階でも4色分解するので手間がかかった。
ついでに言うとぼかしとかグラデも入れると高くなった>製版。

今、実はどういう風に印刷の見積もりとか現場がなってるか知らないのですが、
ネット印刷などで名刺印刷を頼んだときに、なんと4色で頼んだ方が1色よりも安かった。。。
大量に面付けしてうまく安くする方法でやっているのだと思います。
今やカラー印刷が一番多いのだろう。たくさん出るものを一番安くしている、とか。
紙の値段も一番安い種類や厚みというのが必ずしも一般の安価な紙とは限らず、要するに「相場」なのです。

私は2色印刷が好きなのですが、今2色(黒と特色インク、または、特色インク2種)が一番高い印刷代金となるようです。(ネット簡易見積もりによる)
2色分解も今デザイナー側でしないとならず、これは技術がいる。

なので2色風印刷に4色印刷データで出して刷る。


写真は特色2色印刷例/スーパーのチラシ。
2色で出してると思えない写真分解の技!
食品チラシはこの特色2色、オレンジと緑が鉄板。

説明しようと写真撮ってたら右に猫頭が〜。
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持ちつ持たれつ?

2021-07-02 09:05:09 | 仕事話_制作
長く付き合いのあるライターさん、もう四半世紀前くらいにある出版社で知り合った。
月刊誌の記事で先割りと言ってレイアウト先行のページがあったときに、内容を先に聞いてたはずなのに、
文字数を多く取ってしまった。

確か体にいいレシピのページだったか、その内容とは、
「納豆のなんたら和え」
なんたら、の部分が思い出せないんですが、オクラとか茗荷とかわかめ?とかとか、
とにかく納豆かき混ぜて刻んで混ぜるだけ、的な内容なのですが、何文字だったか、一言ですみそうな内容を長くとってしまったのです。。。

この頃は写植版下の時代、レイアウトしたらその誌面に「指定」をして印刷へ回す。
なので文字数は守らないと調整が効かない(今は自分が昔でいう「版下」を作るので、文字数が減ったらそれはそれでバランスを取る)。

んで、どうしたかというと、確か納豆とその追加素材の栄養効果などを書いて文字数を合わせてくれたのです! さすがベテランだなぁ、と感心したものです。

そんなことがあったのに今でもお付き合いが続いててたまにランチに行ったりしてました。
今は難しいのでたまに電話、くらいです。

タイトルの持ちつ持たれつ、ですが、私の方の恩返しも書きます。

このライターさんが取材時、カメラマンがいないとき(予算のないとき?)はご自身が撮影してきます。
あるとき、カメラの設定で「日付」が入ってしまってて、私に「どうにか消せないか」と言われ、
フォトショップのスタンプで消しました~。なんとかなってよかった~(私はこういう修正作業が苦手)。

こうやってライターとデザイナーは助け合ってやっていくのです~。
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