今回は12月5日(日)ののと鉄道運転体験です。
前回の記事でも書きましたが参加した日は追加で設定された日です。
この日の参加者は6名で皆さん1人参加の方です。前日は鉄道関係者でほとんどが現役の運転士だったそうです。
運転体験前日の4日(土)夕方に穴水に入り、運転体験を主催している江尻屋さんのライダーハウスで宿泊しました。9時半から受付なのでゆっくり寝る事が出来ました。
受付開始の9時半過ぎにライダーハウスを出て穴水駅の横、のと鉄道本社の1階で受付をしました。受付時に自宅に送られたチケットを渡しますが後日、チケットに写真を入れて送ってくれますので参加する方はチケットを大切に扱って下さい。
受付後、講習が始まるまでお座敷列車(NT100形)の見学が出来ます。0番線に留置されていますが車検を通すとなると1,000万円かかるそうです。
お座敷列車車内です。
NT100形の運転台です。
講習前に運転体験終了認定証の写真撮影がありました。
写真撮影後、H鉄道部長による講習がありスクリーンを使い運転のしくみや運転操作の説明がありました。講習では手信号の実演もありブレーキハンドルやタブレットの実物を触らせてもらいました。
運転体験に使用するNT200形(NT212)です。
実車のほうの指導運転士はTさんで実車に乗り込んでから一通りの説明を受けました。運転台のスタフのところにもマニュアルがあり、参加者にもマニュアルが配布されました。話が前後しますが体験運転証明書の写真撮影は運転室でありました。
運転操作の説明後、素人の運転の見本として江尻屋スタッフのMさんが運転されました。(何回か運転されてるとの事)
その後、指導運転士のTさんが見本として運転されました。
運転台はこんな感じです。
運転する所はこんな感じの所で本線と車庫の入れ替えをする引き込み線です。距離は200Mの2往復(合計800M)です。
運転体験はマニュアルに沿って行いましたが次の通り運転台の整備、運転、折り返しエンド交換・運転台整備をしました。
①運転台整備として運転台切替スイッチ「前」位置に切替、表示灯点灯・圧力計確認、運転キー差込、前灯ON、ブレーキ機能試験、逆転機「前」位置切替え
②運転は安全確認し、汽笛吹鳴、運転、目標位置に停車
③折り返しエンド交換や運転台の整備として前灯OFF、ブレーキレバー非常位置、逆転機「中」位置、運転キー抜取り、切換スイッチ「後」位置切替え
参加者の運転の順番は主催者の名簿順で運転しました。今回は2番目という事で一畑電車と同様、早いほうの運転でした。
運転のほうですが1回目(1往復目)は指導運転士が丁寧に教えてくれます。運転台整備で一部忘れて指導も受けながらも運転台の整備を一通りした後、運転をしました。指導運転士の指導の下に運転を行い時速20キロまで加速し目印として右棒「1」手前の左側プラスチック箱辺りでブレーキをかけ停止位置のXで停止させます。(復路は違う目印で運転)
実際運転してみると加速は簡単であるがやはりブレーキは難しい。ブレーキハンドルは前回の一畑電車デハニ50とは違い新しい車両であるためか操作は比較的簡単であった。そのためあまりブレーキ操作に気をとられず停止位置に止める事に専念できた。
(それでもブレーキは難しいが・・・・)
ただしこちらもブレーキ操作をいまいち上手くできず停止位置より手前に止まる事が多かった。
2回目(2往復目)について指導運転士は基本的に何も言いません。したがって全てマニュアルを思い出して整備をしますが一部忘れてしまい順番が前後しました。運転体験の最後となる2回目復路は停止位置テストがあり上手く停止位置に止めれば粗品が貰えます。私のほうですが少し手前に止まったかな?と思ったが鉄道部長より合格を貰い粗品を貰うことができました。
自分が運転しない時は待ち時間がありますが停止位置テストがあるので他の参加者の運転を参考に勉強したりH部長と話しをしたり、色々な物(次の写真など)を見せてもらったりして退屈しませんでした。前回の一畑電車は皆さんが他の参加者の運転を楽しんでおりのんびりした雰因気でしたが、こちらのほうは停止位置テストがあるので皆さんは真剣に他の参加者の運転を参考にして勉強されていました。
車内では関係者のみに配布されたパンフレットや指導運転士Tさんの私物である乗務員日誌など貴重な物を見せて頂きました。また車内放送も自由にできマニュアルも用意されていましたが、マニュアルはTさんが車掌になられた時のもので貴重なものでした。
NT200の車内です。シートは2+2ですが2+1もあります。この列車はトイレもあるので運転体験中でも安心です。
NT200形を階段の無いほうから撮影しました。2005年に導入されており新しい車両です。講習の時の話ですがこの車両の値段は1億3,000万円するそうで全長18M,重量は32t,燃費は2km/ℓ です。
運転体験をしたところです。
運転体験終了後、会議室に戻ってH鉄道部長より運転体験終了認定証と体験運転証明書が参加者に手渡されました。また二往復目の復路であった停止位置テストで合格者にはのと鉄道のタオルがプレゼントされました。
運転体験が終了してから一応解散となり食事をする人は引き続き会議室を利用する事ができ食事をしました。事前に昼食が渡されており地元のすし屋が作った特製の巻き寿司で美味しくいただきました。昼食のお箸は割り箸と輪島箸がついており割り箸を使い輪島箸は持って帰りました。地元の食材や特産品はその土地の事をアピールできるし関連してお金も地元に落ちるからこういう機会にアピールするのは良い事だと思う。
弁当の中身です。
体験運転ではのと鉄道や江尻屋の皆様にはお世話になりました。
またNT200を運転してみたいし、関西から能登は比較的近いのでまた参加したいと思います。
なお、来年度の運転体験について月2回と開催日数が増え車庫見学もできるようになるとの事です。