宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

ほかの六所宝塔院

2008-03-28 | Weblog
ほかの六所宝塔院

 宝満以外の六所宝塔はどうななのでしょう?
ネットを猟歩すると下記のような情報が得られました。

 下野大慈寺塔跡は六所宝塔の内、推定安北宝塔の跡とされています。
大慈寺に隣接する村檜神社参道脇に礎石が6個ほど残存し、
これが塔跡とされているようです。
(http://nihonnotoba.cool.ne.jp/2004toba/murahinoki.jpg)

現在、大慈寺には享保10年(1725)に再興された相輪橖(トウ)が残っています。
大慈寺は円仁の修行地と伝えられています。

 また、安東塔は上野国緑野郡の緑野寺にあったとされ、
江戸期の再興塔が現存するようです。

 安中塔である山城宝塔院は比叡山西塔がそれで、
現在は相輪橖(トウ)が残っています。

 安総である近江宝塔院は、比叡山東塔院がそれにあたり、
現存する建物は昭和年に再興されたコンクリート作りのもので、
建築様式は古式に法った天台大塔式のものです。

 天台大塔式の塔は古いものは現存しておらず、
写真としては元和頃創建の摂津住吉神宮寺の西塔が
最もよく古い形状を残しているようです。


HP「日本の塔婆」より

追記

3月23日14時0分配信の毎日新聞ニュースで
宝満34次現説が取り上げられています。
宝満山遺跡:現地説明会 歴史愛好家、
熱心に聞き入る--太宰府 /福岡
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080323-00000178-mailo-l40)

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