宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

「宝満山のバイオトイレ」レポート

2008-07-08 | Weblog

キャンプセンターの前トイレは解体・工事中で、
仮設トイレが3基設置されています。
そのうち、真ん中のトイレが仮設のバイオトイレです。
手前は男性小便用、一番奥が女性小専用の流下敷きトイレ。
小は配管されて既存の貯水槽に流れ落ちています。

(トイレ群背面)

バイオトイレの内外にはトイレの仕組みや利用の仕方、
禁止事項などが丁寧に貼り付けられています。


バイオトイレは杉のオガクズに混ぜられた
排泄物を分解する微生物の活動によって成り立っています。
そのため、微生物の活動を阻害する行為は絶対禁止です!
この禁止事項の内容にはバイトトイレならではのものです。

「大便専用」
水分が多いと微生物が上手く活動してくれません。
だから小はここではしてはならないのです!

「トイレットペーパーの芯や生理用品などの異物を捨てないでください」
「2回目以上のトイレットペーパーは異物入れに捨ててください」
紙の量が多いと微生物は分解できません。
さらに異物が混入するとバイトトイレ自体が稼動しなくなります。

「物を落としても自分で拾わないでください」
微生物の活動を促し、温度を一定にするため、
モーターで内容物の攪拌をしています。
そのため、物を自分で取ろうとすると・・・
手や腕が切断されるおそれがあります。


利用される方はくれぐれも使用前に注意書きをよく読んで、
きちんとバイオトイレを利用させていただきましょう。


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