宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

続難所ヶ瀧

2009-01-25 | Weblog

難所ヶ瀧は糟屋郡宇美町側の「昭和の森」から続く登山道の奥にあり、
宇美川の源流のひとつである河原谷の最奥部に位置する。
冬季は氷曝の名所として登山客が多いスポット。
昭和の森の駐車場から小一時間の距離で比高差は約450メートル。
河原谷は藪椿の群生林が広がり、春先は登山道が椿花の絨毯となる。
距離の半分は砂防ダム建設の進入路で作道されたルートで、
後半は河川が運んだ礫の上を踏みながらのルートとなる。
積雪時はアイゼン(4本爪で十分。足もとが岩場のため
歯の多いアイゼンはかえって歩きにくい)の着用が必要となる。
滝の直上は約10分ほどで三郡縦走路に至る。
宝満山頂からも仏頂山(元宝満)を経由して40分ほどの行程。
現在の氷柱は発達途中といった感じで、
月末か2月初めころの例年の見ごろ時期には
瀧全体が見事に一つの氷壁に変貌する。