祓川の駐車場に13時には下山して、鳥海山は初めて来たという近くのスキー場勤務の青年ボーダー、秋田から写真を撮りに来たというご年配のご一行様達と暫し談笑して、鳥海山をあとに・・鳥海山ありがとうございました。またいつか!
北陸道、日本海東北道、山形道と高速を乗り継ぐ山旅ですが、安全運転、スピードは出さない人ですので、対面通行片側1車線の路線は後の方々にご迷惑をおかけしてしまいます。すみません。鳥海山、月山間は4時間半。午後6時過ぎに到着。
月山は4度目。これまではリフトとTバーを利用したゲレンデスキーでしたが、今回は月山山頂を目指します。
夕食、寝酒をいただいて、夜9時には眠りに・・
さすが夏スキーの聖地月山、平日だというのに続々と車が到着します。ヘッドランプ、外で話す人達の声で深夜0時頃に目が覚め、夜空を見上げると満天の星空。 鳥海山の静けさとは違い、周りに気を使わないで良い感じ。
星空を堪能して、再び夢の中へ・・
朝は8時からリフトが営業。ゆっくり準備をして、リフト乗り場まで歩くので、7時半頃に出発しようかと思っていたら、トレッキンググローブが片方無い。鳥海に落としてきたみたい。荷物をひっくり返して時間ロス。駐車場には沢山の人がいて、声をかけられます。昨日鳥海でお会いした人数人が、昨日鳥海にいた人ですよねと声をかけられ、暫し情報交換やら談笑。スキーグローブで登るのは暑いので、片手は素手であきらめて、8時半に出発。
リフトを降りて、姥ヶ岳方面を見上げるとTバーの準備中。
まっすぐ月山を目指すのでなく正面を直登して姥ヶ岳を目指します。
シールで直登始めたら、斜度が急。昨日の疲労もあるし、ここで無理するのはやめてアイゼンに替えて楽に登ります。
姥ヶ岳山頂からみる朝日連峰。湯殿山、月山、鳥海山と眺めがいい所。
ここから月山山頂までは稜線の夏道を進み、牛首辺りからシール登行。
夏道にはお花が
雪が切れた所にスキーをデポして山頂を目指す方が多いですが、自分は東斜面も滑りたいので、板を担いで山頂へ。
山頂に鎮座する月山神社と背景に昨日滑った鳥海山。右手が東斜面。
月山山頂から鳥海山を望む。
暫し眺望を楽しんでいたらテレマーカーさんから写真撮って下さいと声掛けられ、撮りますよと自分も撮っていただきました。
山頂を堪能したら念仏ヶ原方面の東面にドロップ。東面は山頂直下から雪がついていて、斜度は35度位、黒菱の斜度と同じ位のの1枚バーンで、登って来た西面はザラメでしたが、東面は締まって堅め、若干縦溝もありますが、踏み跡ガタガタもなく、快適な斜面でした。ここを登り返すのが良いですね。肘折から入山、念仏ヶ原経由のルートも良いです。アプローチが長いけれど滑降は最高だと思います。
急登を登り返して、車を止めてある姥沢駐車場に下山します。
下山ルートはザラメでノーストレス。ここから志津温泉までの滑降ルートが長くて斜度も良くてお勧めと、出会った年配ご夫婦にお聞きして、毎年5月上旬に長期滞在でこの山域を楽しんでいるそう。平日山上がると年金生活で気ままにのんびりとおっしゃるご年配の方によくお声をかけられます。その都度経験豊富な耳より情報を頂きます。
自分は、快適そうな牛首からのバーンを横目にトラバースして駐車場へのルート、ゲレンデへ下山。
ゲレンデに戻って休憩所でノンアルコール飲料で今日の一日に耽ります。
月山ゲレンデは基礎スキー、アルペンレーサー、コブスキーヤー、スノーボーダーの聖地。メーカーやスクールのキャンプをあちらこちらで見かけます。週末はとても賑わいますね。
ゲレンデを滑って(ゲレンデを自由に滑れば良いのに、何故か端っこの整備されていない所を滑ってしまう自分がいます。遠慮しているのではないのですが性でしょうか)、あー終わったーと、少し寂しい様な。堪能した鳥海山、月山の2日間でした。
湯殿山も良さそうですね。
聖なる山岳信仰の山、そしてスキーヤースノーボーダーの聖地月山。天気も良くて、雪も良くて、楽しめました。
鳥海山、月山ととても充実した2日間でした。出会った人達に、厳冬期も良いよ、あの山が良いよ、あのコースが良いよと、誘惑をいっぱいもらいました。また計画してきます。鳥海山、月山をはしごする方が多い様ですが(自分もそうですが)、遠方からだともったいないから、いつまた来れるか分からないと、欲張ってしまうのか・・・。今回の2日間で、移動に時間かけるより、1ヶ所をゆっくり楽しんだ方が良いかなと思ったりもしました。
これで、板納めかと思いますが、今季100日滑降。これからは夏山秋山になりますが、南岳、大喰岳、東北の山々、滑りたい山は益々増えてしまいました。切りがありません。
鳥海山は昨日の記事でご覧いただけます。