11日にお客様をお見送りしてから、パッキングして、今年最後に行きたかった、日本最後の秘境とも言われる雲ノ平に上がってまいりました。
入山口、新穂高温泉の駐車場に着いた時間が、午後4時過ぎになってしまい、急いで準備をして歩き出したものの、今日の目的地のわさび平小屋に着く前に日没を迎えそうで、無理せず駐車場に引き返して、車で新平湯温泉に移動。「奈賀勢」さんの飛騨牛ホルモンで明日に備えてスタミナ補充。
12日は朝5時に出発。紅葉の小池新道をいつもの様に写真を撮りつつ堪能登山。
先週の槍ヶ岳周辺は、紅葉がいまひとつきれいでなかったですが、新穂高周辺はタイミングも良かったからか紅葉もまずまず。ついつい立ち止まってしまって、今日の行程は長いので、寄り道は手短に・・
小池新道はとても整備されていて、グングン高度を稼げます。
北アルプスは本当に登山道の状態が良いです。この日も三俣山荘の方が、来春に向けて、木道の整備をされてましたが、頭が下がりますね。
鏡平からの槍ヶ岳。今年は槍を見ながらの登山の年でしたね。東から南からそして今回西から。
上)都合がつかず今年行けなかった西鎌尾根。
11日にわさび平小屋入り翌日三俣までか、12日朝出発双六小屋入りの予定だったのですが、順調な歩みなので、初日に一気に三俣山荘まで上がることに。
今回は、下画像の、槍をバックに素敵な三俣山荘に2泊テント泊
先週の涸沢のテント場は史上最高の1200張りだったとか。三俣山荘も定員80名の小屋泊まりに例年の連休は30人くらい小屋に泊まるそうですが、この連休は90名泊まって、片付けた布団をまた出したと行ってましたが、やはり山ブームは来ている様ですね。
連休明けて、12日はテント3張り、小屋泊は10人くらい。13日はテントは我々だけ、小屋泊がテントが寒すぎて小屋に泊まった人ともう一人の計二人。奥地の山小屋三俣山荘は人が少なくのんびりするにはうってつけです。
小屋のトイレは、ゴミ箱まで全て白木作りでここが山のトイレかと驚く清潔さ。トイレの床もスタッフが手で雑巾がけしていて、気持ちがいい小屋です。そして、笑顔で迎えてくれます。出発の日もわざわざ2階の窓明けて、手を振ってくれました。(寒いのに・・小屋のちびちゃんも)元気なスタッフと気持ちの良い小屋。また来年行きたいですね。
最近ハマってる魔法のカレー、乾燥具材たっぷりラーメン、麻婆なす丼、アルファ米の混ぜご飯に茄子汁。フレッシュプチトマトにお漬け物と今回は、軽量化重視。でも食欲は大事。暖まって食欲の出るメニューと魔法の水。
魔法の水3種。
13日は三俣山荘にテントを張りっぱなしで、軽身で雲の平散策。
上)雲ノ平から見た三俣蓮華岳と奥は笠ヶ岳
上)日本庭園から見た黒部五郎岳。ここも行きたかった山です。来年は・・
上)水晶岳(黒岳)
上)新しくなった雲ノ平山荘。先週で営業終了。スタッフが冬囲いしてました。
先週に続き、今日も広大なフィールドを独占。1日スイス庭園、アルプス庭園と雲ノ平を周遊していましたが、小屋が閉まってしまったからか、この天空の楽園が我々だけの世界。ゆっくりコーヒー飲んで、フラフラ、贅沢なひと時でした。
最終日、寝袋の中で、うつらうつらしていると、雷鳥の鳴き声、イワヒバリの鳴き声。今日は天気が崩れるのかなー。
この辺りはたくさん雷鳥がいます。冬毛に変わりつつあります。
至近距離では5組と遭遇。ハイマツの合間から、カエルの様な雷鳥の鳴き声がいたる所で聞けました。やはり最後の秘境なのでしょうか。
今回は、雲ノ平でのんびりという目的の山旅。思わぬ紅葉の森も歩けて、とても堪能できました。
下山時は雨に降られて足早に。
下山後は、これまた貸し切りになった奥飛騨の湯でゆっくり入浴。
3日間の汗を流してさっぱりして、生ビール。運転手さんゴメンナサイ。
30時間くらい歩いた後は、焼き肉で〆。おつかれさまでした。
・・相方はまだ運転が残ってますが・・
今年の泊まり山行は終了。日帰り散策は?
まだまだ行きたい山は、山ほどあります。
毎年少しずつ登って行きましょう!