かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

清見糺の一首鑑賞  174

2021-11-29 17:10:28 | 短歌の鑑賞
   ブログ版清見糺鑑賞 25回  罪と罰   
                  鎌倉なぎさの会   報告 鹿取 未放

174 父と子が吹くしゃぼんだまそれぞれに父と子がいるズーラシアの午後
               「かりん」2001年12月号

 ズーラシアは横浜の動物園。父と子が楽しそうにしゃぼんだまを吹いている姿を見かけた。それでなくともそれぞれに父と子がいて楽しそうに動物園を巡っている。休日なのだろうか。父と子はきっと人間だけでなく、象もキリンも鳥たちの父子も含んでいるのだろう。それでどう思ったのかは書かれていないが、優しかった亡き父を思ったのか、あるいはしっくりいかない成人した息子との関係を思っているのだろうか。

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