かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

馬場あき子の外国詠 184(中国)

2019-03-12 22:17:21 | 短歌の鑑賞
  馬場あき子の旅の歌24(2009年12月実施)
    【向日葵の種子】『雪木』(1987年刊)124頁~
     参加者:K・I、N・I、Y・I、T・S、藤本満須子、T・H、渡部慧子、鹿取未放
     レポーター:T・S 司会とまとめ:鹿取 未放


184 西安の街上にひまはりの香を放つ向日葵の種子食みかがやきて

         (レポート)
 この歌では馬場先生は向日葵の種を食べたことになる。はたしてそうだろうか。それとも向日葵の種を食べながら歩いている人とすれちがった。この香ばしい匂い、素朴な匂い。と同時にその人の面差しの輝きに感動している。(T・S)


     (当日意見)
★作者が食べても、他の人が食べてもどっちでもいい。明るくて素朴な西安の街 。(藤本)

コメント
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